ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 外伝

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翌日、起きたのは朝の八時だった。

一晩中、明と居たのだ。

明の腕の中で目覚めたときは、頭がスッキリとして、胸が幸福感と高揚感で溢れていた。

明と一緒に行ける、

ベッドの中、暖かさにとろとろと微睡み
ながらこれからのことを考えた。

まず、漫画の荷物だけ先生の家から
持って来なくちゃいけないな。

先生は今日担当の泉さんに会うから
出かけるはず、その隙に持ってこよう
かな。

ベッドから出て、明に置き手紙を残し
先生の家に向かった。

もう先生はいない、今のうちだ。

自分の部屋に入り漫画の道具一式を
かき集め、キャッシュカードやクレジ
ットカード、通帳を持って家を出た。

貯金は3000万、生きていける額だ。

キョロキョロしながら自分のマンション
まで走って向かう。

誰にも見つからないようにしなくちゃ
いけない。

マンションに入ると、明が半裸のまま
寛いでいた。

明「おかえり、持ち物はそれだけで
　 良いのか？」

貴「あぁ、金は3000万ある、充分だ
　 ろ？」

明「俺はお前のスネをかじる気はねぇ
　 からな。それは使うなよ。」

これから直ぐ空港に行こう、アメリカ
に俺の兄貴がいて、頼りになるはずだ
と言うと、あぁ、行こうと手を握られ
た。

2人でこそこそとマンションを出て、
タクシー乗り場まで向かう。

貴「なかなかつかまらねぇな。」

明「だな、」

やきもきし始めていたときだった、

露「やっと見つけたぞ、」

貴「っ、せ、せんせ、」

露伴先生が何も持たず、少し髪を乱れさ
せて立っていた。俺を探していたの
か、

明「逃げるぞっ、」

明が俺の手を握り走り出す、

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