ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 外伝

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ふと目が覚め、明るい外をぼんやりと見やる。

あれ、ここは………そうだ！病院…！

雪音！

がばりと飛び起きると、隣には仗助。

………こいつ、こんな寝方するんだな。

デカイ図体を小さく丸めて枕を抱きかかえて、まるで赤ん坊みたいな眠り方だ。

(露)「おい、起きろ」

(仗)「……ん………ぁ……あ…！雪音ッ！！！！」

ぼく同様、がばりと飛び起きる仗助。

(露)「落ち着けよ。今から彼の病室に行こう。
　 もう起きてる筈だ。」

(仗)「わ、分かりました、」

慌てながら学ランを羽織る仗助。

(露)「君、こうしてみると……中々整った顔してるな。髪を下ろした所は見た事無かった
　 からか、新鮮な感じがするよ。」

それを聞き、にやりと笑う仗助。

(仗)「でしょォ？俺こう見えて結構モテるんス
　 よー？」

ったく、途端に調子に乗りやがって。

(仗)「雪音も外見の事は褒めてくれたしよー」

(露)「……何？雪音が褒めただって？？」

(仗)「おう、いい身体してるよなーって。良く
　 ハグしてくれって言われるぜ？」

……は、ハグだと……

(露)「へェ、そうかよ」

雪音に容姿を褒められて、ハグ……か……

なんかイラッと来るな、ぼくはされたこと無いぞ。

(仗)「つーか露伴、可愛い寝顔してるよな。
　 赤んぼみてェな寝方してたぜー」

(露)「それはこっちの台詞だよ！お前こそそん
　 な図体して丸まって寝てんじゃあない
　 よ！！大の字で寝ろ大の字で！」

(仗)「は、はぁ！？人がどんな寝方しようと
　 勝手だろーがよ！」

顔を真っ赤に染める仗助。

コイツ……変な所で純粋だな。

(仗)「な、なんだよ、」

仗助の顔をまじまじと眺めていると、戸惑ったように声を上げる。

(露)「…いや、何でもない。早く雪音の所に
　 行くぞ。」

(仗)「お、おう！」

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