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上「にしても！お前の個性すげーな！」
切「な！皆で個性を予測してたけどまさかの植物……空想の植物を作り出せるって実質最強じゃねぇか！？怖いモン無しだな！」
『いやいやいや！それほどでも…………あるかな〜やっぱり！？俺ってｻｲｷｮ〜〜卍ｨ！！！！』
授業が終わったあと、みんなから質問攻めにされた。そらそうだ、焦凍の半冷半燃でも相当珍しいのに「どんな属性の攻撃でもできる人間」が出てきたらびっくりするわな！わは！
俺は電気と鋭児郎と授業や女子の話をしつつ着替えを済ませ更衣室を出た。
『あ、ちょっと俺トイレ行ってくるわ！先に戻っといて！』
切「ん、おう！」
上「そうだA！放課後どっか行こうぜ！」
『放課後は先約があるんだよなこれが！また今度誘ってくれ！』
上「あ、そうなん？オッケー！」
じゃあ先行くわ、と言い残して2人は教室へ向かった。その姿を確認して、俺はトイレに駆け込んだ。
『ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…………ｳﾞッ＿＿』
口の中が血の味に染まる。いつまで経っても慣れる気なんて1ミリもしない、嫌な味。
今回は意地になってやりすぎてしまった。いつもより量が多い。
焦凍にも言った通り、俺は寿命と引き換えに強い植物を得ている。因みにどれぐらいの寿命が持ってかれてるのかは分からない。
だから、俺はいつ死ぬか分からない。
もしかしたら明日は目が覚めないかもしれない。
いや、最悪今日、今この場所で死ぬかもしれない。
『怖いなぁ………』
何が「強すぎる」だ
何が「実質最強」だ
何が「俺ｻｲｷｮ〜〜卍ｨ！！！！」だ
どれだけ強くても、死んだらそこで終わるんだ
『クソッ…………！』
赤く染った水に波紋が広がる。
俺は目を擦りながら立ち上がり、スイッチに手を伸ばす。
やり場のないこの怒りも、汚ぇ水と一緒に流れてくれりゃいいのになぁ。
水を流す音だけが、トイレに響いた。
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くれあ(プロフ) - 山田さん» ｳ､ｳﾚｼ〜〜！！！！ありがとうございます；；；； (2020年10月2日 22時) (
レス) id: be1a4461d5 (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - しおりさん» ﾋｰﾝありがとうございます；；更新遅くなってしまい申し訳ありません......！ (2020年10月2日 22時) (レス) id: be1a4461d5 (このIDを非表示/違反報告)
山田 - いや……もう……好きです(語彙力) (2020年5月13日 16時) (レス) id: e801b6b32d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます (2020年4月16日 5時) (レス) id: 88ef928d1d (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - ユキさん» ﾜｯ!?!?ほんとうですね.......アホ晒してました.......訂正しました！教えてくださりありがとうございます（泣） (2020年2月23日 0時) (レス) id: be1a4461d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれあ | 作成日時：2019年8月14日 13時
