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…………で？
『なんで21分の1を引き当てちゃうかな!?!?!?』
俺は思わず泣き崩れた。
今回の授業は屋内での対人戦闘訓練。ヒーロー組と敵組に分かれて2対2の屋内戦をする、という事だったのだが……うちのクラスは21人。1人余る子が出てきちゃうわけだ。
俺は自分の手に握っているボールを見る。そこには何度確認しても変わらない"K"の文字。
緑「大丈夫？森山くん」
『大丈夫じゃないぃ〜〜〜〜〜』
オ「ま、まぁ誰かがこうなる運命だったし…ねっ？元気だして！対戦相手は好きな子選んでいいから！ねっ？」
でかい図体のくせ可愛い喋り方すんなこの人…。というか対戦相手好きな子選んでいいってどんなサービスだよ。何も嬉しくねぇよ。一日デート券ならめちゃくちゃ喜んでたわ。
『別に…………いいですけど……………』
うわ可愛くね〜こいつ……めっちゃ不貞腐れてんじゃん……草ｧ
オ「とりあえず、ね？最初の対戦相手決めてもいいかな？」
勝手にやっとけや、と心の中で八つ当たりしながら頷く。
オ「オッシ！え〜ｺﾞﾎﾝ！
続いて、最初の対戦相手は…こいつらだ！」
オ「Aコンビが『ヒーロー』、Dコンビが『敵』だ！！」
えっと……Aコンビは緑谷くんとあのうららか〜な子か………。ええコンビやなぁ………Aコンビだけに……みたいな………すみません。
で、Dが？
ﾝﾝｯｯｯ!?!?!?勝己とロボット君!?!?!?
ロボット君はともかく…
『勝己wwwwww似合いすぎだろワロタwwwwww』
ドカッと勝己に肩パンする。………あれ？
『おい、勝己？』
さっきまでの常に爆発してるようにキレ散らかしていた態度とは対照的に、病気かな？と問いたくなるほど静かだ。
緑谷くんと、何かあったのだろうか。
勝己は何も無い場所をじっと眺めていたが、その目には緑谷くんしか写ってないように思える。
周りがゾロゾロと移動しはじめるまで俺らはずっとその場に立ち尽くしていた。
そろそろいかねぇと。
『……殺すなよ』
何となく、そんな言葉をかけてしまった。
『ﾊｯ……殺すわけねぇわな！すまんすまん！今のはわすれ…』
爆「当たり前だ。」
焦って弁解しようとした俺の台詞に被せて、勝己はそう言った。
爆「殺さねぇ程度に、ぶちのめしてやらァ……」
燃え上がっているような、かつ冷たさもあるような、なんとも言えない歪な笑顔を浮かべながらビルへ向かう勝己を見て思ったことはただ1つ。
あいつ……………めっちゃ敵似合うやん………………
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くれあ(プロフ) - 山田さん» ｳ､ｳﾚｼ〜〜！！！！ありがとうございます；；；； (2020年10月2日 22時) (
レス) id: be1a4461d5 (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - しおりさん» ﾋｰﾝありがとうございます；；更新遅くなってしまい申し訳ありません......！ (2020年10月2日 22時) (レス) id: be1a4461d5 (このIDを非表示/違反報告)
山田 - いや……もう……好きです(語彙力) (2020年5月13日 16時) (レス) id: e801b6b32d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます (2020年4月16日 5時) (レス) id: 88ef928d1d (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - ユキさん» ﾜｯ!?!?ほんとうですね.......アホ晒してました.......訂正しました！教えてくださりありがとうございます（泣） (2020年2月23日 0時) (レス) id: be1a4461d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれあ | 作成日時：2019年8月14日 13時
