芭流覇羅 ページ8
尊い…
↑机に伏したまま
ガラガラガラッ、
山岸「ん?誰だあのイケメン?」
俺が机に突っ伏しているとどうやら山岸たちの知らない奴が入ってきたらしい。
突っ伏したままチラッと見るとよく知る顔をした人物がそこにいる。
瑠依「はぁ、やっぱりここか…。」
『瑠依、』
タクヤ「え、氷秋の知り合い?」
瑠依「急にいなくなったと思ったらやっぱり花垣のところいたのか、ってか花垣は?」
『芭流覇羅のアジト行った。ってか拉致られた、』
瑠依「気済んだら帰るぞ。今日集まりあんだろ、」
定期集会があったことをすっかり忘れていた俺、
でももう今後の予定は芭流覇羅アジトの見学、じゃなくて視察で埋まっている。
よし、逃げるか
『……、悪い瑠依。俺野暮用思い出したわ、先行ってて、じゃ、』
ガシッ
『うっ、』
瑠依「お前の"野暮"はこっちだろ?」
スーッと横切ろうとしたが案の定瑠依に腕を掴まれる、
『瑠依、タケミチが拉致られた。見殺しにしろと、』
瑠依「いや、死にはしねぇだろ。」
『芭流覇羅は血も涙もないようなグループだ。タケミチがいじめられたらその日で死ぬぞ?
はぁ、わかったよ。じゃあオマエも一緒に来い、共犯になれば罪悪感も薄れるってもんだ。」
瑠依「……何言ってんだ?」
なんていい考えなんだろう、
瑠依も一緒に行けばいい。コイツ気配消すの上手いし、
『集まりまで時間はある。ついでの視察って事で行こう、』
瑠依「……はぁーーーーー〜〜ーー。」
↑呆れた顔
っ、
一瞬瑠依の手の力が弱まる。
フッ、いまだ!!
スポッ
瑠依「あ、ちょ、おい!!氷秋!!!」
『じゃ、後のことは任せた瑠依〜。オマエのこと、期待してるんだぜ☆ 夜までには戻る〜!!!』
瑠依「(アイツそろそろ大人になるべきだろ…、)」
そうして瑠依は一人でアジトに戻ったのであった。
↑どうして機嫌損ねるようなことするんだろうね…
____
いや〜、危なかった。
8・3抗争に少しハプニングがあったけど、無事目立たずに片付けることができた。
ってのにご褒美もなしにどう生きていけと???
『芭流覇羅〜芭流覇羅〜芭流覇羅〜……のアジトってどこだっけ………』
……聞いときゃよかった。
パカッ、カコカコ
↑ケータイ開く音
『、こうなったらロイに聞くか…』
↑ロイの忠誠心を都合良く使うの図
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