悪変 ページ36
なんで…氷秋が…？
タケ「ｯ！！」
その時ふと頭の中によぎった、
"ドラ「稀咲と……"氷秋"を殺す！！」"
ドラケン君のあの言葉。
氷秋は何かしら裏で動くことができる人物だってことか？？？
確かオレが"
血のハロウィン後の東卍はやけに抗争が多く勃発したと言っていた。
氷秋が、本当に裏社会に関わってるってことか…？
ココ「なぁ、その氷秋って奴。一体何者なんだ？数年前から探りを入れろとだけ命令されていた……理由くらいは聞いてもいいんじゃね？」
半間「オレの口からは今この危機を打開できるのは河西氷秋ってことだけだ。」
イヌ「オイ、打開打開ってココの質問の答えになってねぇじゃねーか、」
半間「はぁ、だりぃなぁ。これ以上は言えないっつてんだろ？」
幹部が知らない氷秋の必要性？
東卍関係なく氷秋と出会ったワケだから前回のタイムリープ前にあっても不思議じゃなかった、、、
それなのに居場所どころか情報すら掴めない。
オレが変える前の血のハロウィン後に
変わっちまったんなら今回は一般人として生きてるかと思ったけど…
絶対に違うな…
氷秋のことは、
考えれば考えるほどわかんねぇ、
アイツあんまり自分のこと話さないしな…
いっつも…
状況に合わせた的確な言葉っていうか…
ココ「それに、東卍の事を嗅ぎ回ってる
半間「だから氷秋が必要なんだ。」
イヌ「それじゃあわかんねーって！！ 稀咲「楽しそうだな、」 」
「「「「お疲れ様です！！！！」」」」
は？
稀咲？
周りがさっきの言い争いなんて関係ないと言うように稀咲に向かって頭を下げる。
オレだけがやらないのはヤバいから取り敢えず頭を下げる
稀咲「そんな畏まるなよ、みんな！」
え？
これが稀咲？
なんか別人に見えるんですけど…
半間「幹部会に顔出すなんて珍しいですね、稀咲さん。」
稀咲「ちょっと野暮用でな、」
稀咲はそう言うとオレの目の前に立つ。
……。
稀咲「タケミチ、千冬、ちょっと時間をくれないか？」
え…？
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