悪変 ページ35
タケミチside
ﾄﾞｸﾝｯ
どうなってんだ……！？
理解できない…
現在に戻ってきたオレはレンタルビデオ店の店員じゃなく"東京卍會最高幹部"の花垣武道として生きていた。
どうして…オレが…？
それに溝中メンバーであるマコトやタクマ、山岸もいた。アッ君は…？
流れるままに移動していくと千冬と合流したんだ。そのあとどこかに向かうとかでまた移動、
「こちらです。」
タケ「…」
ここが東卍幹部の集会場！？
緊張で顔が引き攣る。
わからない事だらけだ、
開けられた扉の向こうには見慣れた顔がいくつもある。
信じらんねぇ！！
ホントにオレ…現在の東卍の幹部なんだ！！
幹部が勢揃い…これで今まで手がかりもなかった東卍の核心に近づける！！
パーちん君にペーやん君…12年経っても今の東卍にいるんだ！
柴「ゴチャゴチャ、ゴチャゴチャ うっせーのぉ、古参はよぉー、」
……誰だ？
ペー「テメェ、いい気になってんじゃねぇぞ！？柴ぁあ 」
イヌ「黙れ。誰のおかげで食っていけてると思ってんだ？古いってだけで上納金も大したことねぇのにふんぞり返ってる古参共、」
武藤「あ！？」
スマイリ「んだコラァ！」
え？ちょっ……誰だよ…コイツら…
見たことねぇ、、、
ココ「くく、イヌピーはっきり言いすぎ、」
千冬「幅利かせやがって、」
タケ「え？千冬…」
千冬「元黒龍組が…」
それからマイキー君の名前が出てきた、その途端状況は悪化し続ける。
半間「だりぃなぁ、ここはガキの遊び場か？」
タケ「！」
ｯ
半間…また現在でもコイツがいるんだ…
半間「今日の定例会で話したかったのは上納金の話じゃねぇ。"ココ"の表のIT、"柴"のフロント企業、
他にも数件東卍の管理する会社に3日前ガサが入った。
……つまり、この中に
ってことは今、東卍は警察に嗅ぎつけられてるってことか？？？
ナオト…
半間「それと、」
タケ「？」
半間「最近東卍周辺を嗅ぎ回ってる
一月前から部下が数十単位で消された。証拠は一切残っていない。証言人もゼロ。この不可解な危機を脱するには数年前から探し続けている"河西氷秋"を必ず見つけ出さないといけない。」
ッ！？氷秋！？
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