芭流覇羅 ページ31
場地「……千冬ぅ」
千冬「ハイ」
場地「ペヤング食いてぇな」
千冬「…買ってきますよ、」
場地「半分こ な?
…ありがとな千冬。」
千冬「…場地さん?」
タケ「嘘だ…」
千冬「場地さぁぁぁぁん!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」
マイキー「テメーの仕業だろ、一虎ぁ… … ゴッ!! 殺す、殺す!!」
マイキーの怒りの矛先が一虎に向いた、
好都合だ、このまま"アイツ"が関与すると面倒だった。
千冬「……タケミっち、やっぱり場地さんは東卍を裏切ってなんかなかった…、一人で戦ってたんだ!
オレはそれをわかってたのに…
わかってたのに…
守れなかった!!救えなかった、」
千冬の声があたりに響く。
救えた。
"俺"なら救えた……"コイツ"はオレじゃないから、
オレじゃなければ、場地は死ななかった。
でももう遅い、
何故か、後悔や罪悪感は感じない。
『(それより、アイツを迎えに行かせないと。何をしでかすか分からないからな、)』
ロイ達のいる方を見る。
今までの光景をずっと見ていた浮世は、俺の視線にすぐに気付く。
オレと目が合うと察したのかロイはすぐに姿を消した。
さて、これでオレも稀咲の仲間入りだな…
__
タケミチside
くそ…くそ!!くそ!!
何もできなかった…
オレはバカだ…
最低だ…
タケ「ゴメン場地君。」
結局何もできてない。
助けるなんて口先だけで……オレは、オレは!!!
【オマエに託す】
タケ「っ!」
そうだ…オレ……
ザァァァァッ
託されたんだ、場地君に!!
マイキー君と一虎君の間に割って入る。
これ以上、見殺しなんてしたくない!!!
マイキー「どけ…テメェも殺すぞ、」
タケ「退きません!マイキー君…もう、やめましょう。こんな事…」ドッ
ドサッ
タケ「場地君はこんな事望んでねぇよ!!!」ドッ
何度…蹴られようが、殴られようが、諦めるわけにはいかねぇんだよ、、、
マイキー「テメェが場地を語んじゃねぇよ、」
マイキー君はそう言うとオレに拳を振り上げる。
ヤベェ…、当たりどころが悪かったのか変な感じに気持ち悪い…
体が動かなねぇ…
ザッ
『場地君はもう死んじゃったんですよ、語ることなんて出来やしない。マイキー君、もうやめましょう。』
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