芭流覇羅 ページ30
氷秋side
千冬「場地さんっ、起きてください場地さんｯ！！」
タケ「場地君ｯ…」
場地の体を支えていた千冬が寝かせる。
その場にタケミチも近付く、
これはオレも行けと…
我ながら悪いことをしているとつくづく思うよ、
マイキー「場地ｯ、………。」
状況を言うと、このままじゃマイキーが無理にでも"アイツ"を殺しに走りそうだな…
原作と展開がだいぶ変わっているから、楽な感じで一虎とマイキーとの殴り合いは終わらせたい。
場地止めてくんねぇかな…
タケ「な、なんで…なんでだよ……氷秋が止めてくれたのに、、、なんでｯ……」
場地「タケミチ…もっと近くに、氷秋…も…」
ｽｯ
場地「稀咲は敵だ。」
タケ「ｯ！！」
『……。』
場地「それに気付いたのはパーが長内を刺した事件。
"パーを出所させる代わりに、
オレを参番隊隊長に任命してくれ"
稀咲がそうマイキーに持ちかけるのを偶然見ちまった。」
ﾊｧﾊｧ
場地の呼吸がだんだん荒くなっていく。
本当はもう喋らない方がいいだろう、
でもきっと原作でも止めなかったのは場地の為…
場地「参番隊隊長は…稀咲じゃねぇ！！
東卍はオレら6人で立ち上げた。
どんな理由があっても参番隊隊長はパーだけなんだ、」
千冬「場地さん…」
場地「パーちん…三ツ谷…ドラケン、マイキー、一虎、
"東卍創立メンバー"はオレの"宝"だ。
オレ一人でなんとかしたかった…
でもまぁ無理そうだな…、オレは…自分で死んだ。
…誰が、オレを刺そうと…オレは自分の意思で今…死ぬ。
オレがこんな傷で死ぬワケねぇだろ？」
場地はそうニカッと笑ってみせる
千冬「ｯ、場地さん…」
ﾊｧﾊｧ
場地「マイキーが一虎を殺す理由はねぇ…」
タケ「！！」
場地「氷秋……って言ったな、」
『はい。』
場地「止めてくれて、ありがとな…」
『……いえ、結局"俺"は…アナタを守れなかった…。ごめんなさい、』
場地「謝んな、…オマエは何処かマイキーに似てるな。初めて会ったってのに、何故かよくわかる…。
氷秋、タケミチ、マイキーの……そばに、居てやってくれ……」
タケ「そんなこと…」
場地「……。タケミチ…東卍を…託す！！」
タケ「そんな事……言わないで……」
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