芭流覇羅 ページ29
その時だった。
後ろから何か通るような感覚がして、
場地「オレは ガシッ っ、」
『何やってんだよ、アンタ』
タケ「、氷秋…?」
深傷を負っていたハズの氷秋が目の前に立っていた。
氷秋は何かを握っていた、
暫くすると赤い液体が地面に滴る。
まさか…!?
場地「オマエ…」
『初めまして河西氷秋です。初対面で失礼かと思いますが、緊急事態だったので許してください。』
場地「邪魔すんな、オレはこれ以上アイツを 『なら早くこのナイフを離してください。すぐに救急車が来る、それでなんとか生きてください。』 ……」
フラッ
ドサッ
千冬「ッ、場地さん!?」
『大事だ、気ィ失ってるだけ、』
マイキー「……場地…」
場地君は気を失ったのか地面に倒れた。
氷秋…なんで気付いたんだ?
……氷秋…だよな?
あまりにも雰囲気?が違ってるように見える。
気のせいか??
タケ「氷秋…。ッ!!氷秋、手が!!」
『ん?あぁ、タケミチ。いつにも増してボロボロだな、』
タケ「は?」
氷秋があまりにも呑気なことを言うからつい間抜けな声を出してしまった。
タケ「そんな呑気なこと言ってる場合じゃ……でも…これで場地君が、」
助かった。
救急車のサイレンが聞こえる。
それにパトカーも、
場地君が助かる!!
「…勧善懲悪。」
タケ「え?」
バッ!
グサッ
千冬「え?」
「勧善懲悪。絶対なる王の為に」
場地「ッ…ガハッ、」
ボタボタ
千冬「ば、場地…さん…。」
何が…起こってるんだ…
場地君?
誰か走って行った。
小柄でそれにフードを深く被って芭流覇羅の特服を着ていた。
その人物が今場地君の方へ、
ま、まさか…!?
でも、なんで、、、
マイキー「、、ッ場地ッ!!クソッ、テメー!!!」
一番に動き出したのはマイキー君だった。
マイキー君がその小柄の少年?に殴りかかる、
でも少年?は体勢を低くして難なくかわしマイキー君に蹴りを入れる。
体力を消耗しきってるマイキー君は少しフラつく、
少年?はその一瞬の隙を狙って廃車場から逃げていった。
タケ「ど、どうなってんだよ…」
千冬「場地さん!!場地さん!!!場地さん!!!」
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