再来 ページ3
ナオト「おそらく家族をダシに脅されていたんでしょう。」
ドクンッ
ナオト「千堂は、死ぬ間際何か言ってませんでしたか?」
タケ「…あぁ、また同じ。"東卍の言いなり"だって、」
ナオト「また東卍ですか…結局何をやっても無駄だったワケです。」
ナオトは俯いて呟く、
ダメなんだ…元を正さなきゃ
タケ「ヒナが目の前で死んだ時わかったことが一つあったんだ。 元を正さなきゃダメだって事が!!」
ナオト「…元を?」
タケ「東卍を潰す、その為にオレが過去の東卍のトップになる!」
ナオト「ははっ、そんな無茶な話…」
タケ「無茶でいい!ヒナを救うためならどんな無茶でもする!!」
あぁ、泣きたいのはナオトの方のはずなのに…
自然と涙が出て止まらない、
ナオト「無茶苦茶な発想ですね…でも、ありがとう。
落ち込んでることがバカらしくなりました。アホすぎて、」
タケ「ねぇねぇなんでいつも一言多いの?」
__
タケ「でもなんでドラケン君を救ったのにこんな事になったんだ?
マイキー君とドラケン君が揃ってるんだから稀咲の入る隙なんてないだろ?」
ナオト「…龍宮寺の今を調べてみる価値はありそうですね、」
__
2017年 10月20日
ナオトに着いてここまで来た、
ここって…
タケ「おいナオト、拘置所ここだろ?こんな所に何の用?」
ナオト「調べてみたんですが、今の東卍に龍宮寺堅は存在していませんでした。かと言って死亡した記録もない。捜してもいないワケです。
龍宮寺堅は今、死刑囚なんです。」
ズンッ、
ドラ「久しぶりだな、"タケミっち"。無事でよかった、」
タケ「ドラケン君っ!。」
ナオト「初めまして、橘直人です。」
タケ「こいつのおかげで面会できたんです。……ドラケン君がなんで殺人なんか、東卍はどうなっちまったんですか?」
ドラ「オレは自分がした事を後悔してねぇ、ここにいるのも当然の報いだ。でも、東卍がこうなっちまったのはオレのせいだ。
オレが"アイツ"を止められなかったから、」
"アイツ"?
誰のことだ?
ドラ「東卍はオレの全てだった。もう一度人生をやり直してもオレは同じ生き方をする。」
やっぱりドラケン君はドラケン君だ。
変わってない、
ドラ「でももしもう一度やり直せるなら、一つだけやんなきゃいけねぇことがある。」
タケ「え?」
ドラ「稀咲と……"氷秋"を殺す!!」
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