芭流覇羅 ページ16
タケ「2005年当時 総長不明の暴走族…芭流覇羅を覚えてますよね？その総長は…稀咲鉄太なんですよね？」
ドラ「いや違う。
芭流覇羅はマイキーの為に作られたチームだ。」
マイキー君の為に作られたチーム？
なんで…マイキー君には東卍があるはず…
ドラ「12年前の"血のハロウィン"東卍は芭流覇羅に乗っ取られ芭流覇羅を母体とした新生・東京卍會ができた。それが今の東卍だ、」
血のハロウィン？
それって、
タケ「それって…もしかして
東卍 vs. 芭流覇羅の決戦の日…？
東卍は負けたんスか？」
ドラ「…あぁ、あの日東卍は初めて負けた。東卍はマイキーのせいで負けた。」
マイキー君のせいで…？
だってマイキー君は無敵のはずじゃ、
ドラ「あの日、なんでオレは気付いてやれなかったんだろう…。マイキーのまだ15歳のガキの背負った十字架を…
あの日マイキーは一虎を殺した。」
……！？
ドラ「マイキーは捕まらなかった。なぜなら、
稀咲が身代わりを用意して、"氷秋"がありとあらゆる証拠一切を抹消したからだ。」
タケ「っ、氷秋が！？」
オレは思わず椅子から立ち上がる、
ドラ「その様子だと二つ目に訊きたいことってのは氷秋のことか……。
氷秋はあの日から変わった。
中身が一切消えて空っぽになっちまった。
マイキーは堕ち、東卍は芭流覇羅に乗っ取られ、
総長マイキーそして"総長代理" 稀咲を筆頭とした巨大組織に膨れ上がった。
その後稀咲は氷秋をよく連れて歩くようになった。」
少なくとも氷秋が稀咲に協力をしていた！？
でも氷秋はそんなことするはず…稀咲に脅されていたのか？
頭の中はあり得ないという言葉でいっぱいで全然頭が追いつかない、
ドラ「氷秋を見張るためか気に入っていたのか…どちらにせよ氷秋は一番稀咲から逃れることができな立場になった、」
じゃあやっぱり脅されていたのか…？
氷秋はオレに協力すると言っていた、芭流覇羅との決戦で何があったんだ！？
ドラ「それでも氷秋はある日姿を消した。あの稀咲を出し抜いて東卍をオレたちを裏切った。」
タケ「そんなことあり得ない、マイキー君は人を殺すワケがないっ！！氷秋だって…」
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