芭流覇羅 ページ15
タケミチside
あの後千冬に連れられて長内君のところへ行った。
稀咲のことについて聞いた長内君は少し怯えているように見えた。
自分の手を汚さず人を殺す計画を立てる稀咲、
それがあの8・3抗争、ドラケンを殺して東卍のNo.2を取ろうとした。
千冬「これで一つわかった。芭流覇羅はトップ不在の謎多きチーム、ついた異名が"首のない天使"。誰も知らないトップ…それは、稀咲鉄太だ。」
タケ「え!?」
千冬「今稀咲は東卍にいる。だから玉座は空席なんだよ!!」
!!
稀咲が芭流覇羅トップ…!?
ならなんで稀咲は東卍に?なんで芭流覇羅と決闘を?
稀咲は一体なにがしてぇんだ!?
千冬「ぃ、おい!」
タケ「え、あ、なに!?」
千冬「だから帰るとき長内君に聞いてた"浮世"ってなんなんだよって話。」
タケ「あ、あー…。」
稀咲のことが衝撃的すぎて一瞬忘れてた、
そうだ、長内君が浮世のことを何か知ってるんじゃないかって聞いてみたんだった。
東卍と愛美愛主が衝突したあの日、逃げる前に氷秋が長内君と何か話していた。その時確かに、
"浮世"
って言っていた。
"……。オレもよく知らねぇんだ、浮世は存在することすらはっきりしないチームだってことくらいだ。
ただ稀咲は存在していることを確信してた、浮世は化けモンの集まりらしい。だから今までいつの間にかに消えたチームは浮世が潰したんだってそう言ってたのを覚えてる。"
"実は8・3抗争直前に100人ぐれーが愛美愛主に加わったんだ。けど、ソイツらは8・3抗争には参加せずにその日どこかに姿を消していたらしい。"
あり得ないという顔をしていた長内君が言っていたことは本当なんだ、
でも…
千冬「浮世…聞いたことねぇな。
それに、100人が抗争前に愛美愛主に加わった…?じゃあソイツらが抗争に参加してたら流石に東卍もヤバかったってことか…、」
タケ「、うん。」
稀咲は何がしてぇのか、
浮世、愛美愛主に加わった100人の集団。
わかんねぇことが多すぎる。
こうなったら…
__
ドクンッ
タケ「悪いなナオトまた無理言って、」
ナオト「慣れましたよ、いつもの事です。
彼にまた会って何を訊きたいんですか?」
ドラ「また来たのか、タケミっち。」
タケ「何度も押しかけちゃってすいません。ドラケン君、」
ドラ「東京を出ろと言ったろ?」
タケ「二つ訊きたいことがあるんです。」
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