芭流覇羅 ページ11
タケミチside
何故か氷秋が芭流覇羅のアジトにいた、学校にいたはずなのに…
でも氷秋のお陰で芭流覇羅アジトから出ることができた。
場地君は元々"敵"…
しかも一週間後に大決戦…
"芭流覇羅とぶつかるまでに場地を連れ戻せ‼︎"
マイキー君の言葉が頭をよぎる。
無理だよマイキー君、
あと一週間で連れ戻すなんて絶対無理!!!
"失敗したら殺す"
どーしよー……
半泣きしながら布団の中に潜る。
オレ死ぬのか??
__
次の日
タケ「はぁ、寝れなかった…。」
結局昨晩は場地君とマイキー君のことで頭がいっぱいで寝れなかった。
オレ26歳なのに…
…マイキー君になんて言おう、、
千冬「おい!こっち来い!」
タケ「へ?」
いくら言いづらくても結局マイキー君には言わないといけない。
なんて言えばいいのか考えていると誰かに呼ばれる様な声が聞こえた、
千冬「まぁ座れよ、」
え…誰?怖…
明らかにヤベー奴じゃん
メッチャ怪我してるし!
関わりたくない…
タケ「シカトシカト 」
千冬「昨日はお互い災難だったな、」
タケ「え…?昨日?」
千冬「場地さんカッケーだろ?」
場地君の友達??
千冬「東京卍會 壱番隊 副隊長 松野千冬だ。」
っ!壱番隊って、
タケ「昨日場地君にボコボコにされてた人じゃん!!」
千冬「オマエもな、」
千冬「場地さんに感謝しろよ。任命式をぶち壊したオマエ、場地さんが殴んなかったらもっとヒデぇ目に遭っててたから。」
タケ「え、」
千冬「オレを殴ったのも多分同じだ。
場地さんは東卍を潰す為に芭流覇羅に入ったんじゃないよ。」
タケ「え!?」
千冬「場地さんの考えは他にある。 稀咲だ。
場地さんは稀咲の尻尾を掴む為に芭流覇羅に入ったんだ。」
___
タケミチside
ドラ「かっけぇ人だったな真一郎君、」
マイキー「うん、」
マイキー君の兄貴の墓、
雨の音がいつもよりうるさく感じる。
ここはオレ1人じゃないのに…
ドラ「タケミっち…オレらもわかってんだ。あの"事件"はどうにもならねぇ、
場地も一虎もあんなことしたかった訳じゃねぇ。」
マイキー「そう…今さらしょうがねぇってわかってる。
でも心がついていかねぇ、
場地と一虎が盗もうとした
兄貴の形見のバブ、オレの今の愛機だ。」
ゴクッ
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