あー、やっちゃった〜 ページ29
氷秋side
ふと何か頭の中をよぎったが思い出せそうもないのでスルー、
俺はいち早くコンビニに着きたいという願いで茂みを抜ける。
ん?あれなんか眩しいな…
段々と奥が駐車場だということがわかる、
あぁ、トラックでも止まってんのかね〜
こんな夜遅くにゴクローサン☆
茂みを抜けると階段に繋がっていることに気付く。
方面的にこっちかな?
そう確信するとショートカットの如く三段飛ばしで階段を降りる、
最後数段が余ったためこれはもうジャンピングしかないでしょ、、、
ピョーン、
『ショートカーット、』
「あ"?」
見事着地、これ大会出れるよね?
ん?
何?「あ"?」って、
なんか不良っぽい感じの「あ"?」が聞こえたような…
確認しないわけにもいかないので声のした方を向く。
あ…
そこには黒い特攻服を着た不良くん(複数形)が俺にガン飛ばしてきていたのであった。
それだけならいい…でも俺はその特攻服に見覚えがあった。
"東京卍會"
…….
あー、思い出したわ…さっきからなんか忘れてると思ってたけど、そういえば今日
"ヒヨッている奴いる!?"
のイベントじゃん、なんで俺忘れてんだよ…
「オイコラテメェ、誰の許可取ってココにいやがる!?あ"!?」
『…(きゃー、現役の不良怖ーい(棒))いえ、俺はただコンビニ行こうとしただけで…?』
「誰の許可取っていやがるって聞いてんだよ!?」
そうすると不良は俺の胸ぐらを掴み上げ大声でそういう、
聞く気ないの?
『きゃー理不尽(棒)』
「テメーといいさっきの奴といい……、なんでココにいやがる!?」
『(なんでなんでってさっきから言ってんじゃんコンビニ行くんだって…バイクの排気音で耳お爺ちゃんにでもなっちゃったのかね〜。って言いたいなぁ、)』
「んだとテメェ」ブチッ
あ、声に出てた?
……ヤベッ、
本音が出ていたらしく不良くんがキレてしまった。
胸ぐらを掴んだまま拳を振り上げる、
これ、反撃していいやつ?
ダメだよなぁ〜、だって雑魚……弱そうでも東卍の奴だよ?
東卍に目つけられたくないし
よし、ここは大人しく殴られてやろう
↑この間約0.5秒
そう俺は覚悟を決め眼を瞑る。ことにした、
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作者名:じぇい | 作成日時:2021年12月4日 0時