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♯66 ページ21
まむは居心地が悪そうにぼりぼりと頭を掻くと、
「まぁ、un:cの事を信じるしかねぇよ。」
そう呟いた。
私は再び現実を思い出し、口を噤む。
そう私が泣いたところで何も現状は解決していない。
それを理解し眉にきゅっと力が入る。
それを見たまむが、
すぐに、けど、と言葉を続ける。
「けど、あいつは誰でもいいなんて、そんな事をするような奴じゃない。それはオレだけじゃなくて、お前だって保証できるだろ？」
そうはっきりと声を出す。
そして片側の口角をあげる。
どや。といった顔だ。
私はそれを見て吹き出し、笑いながら、そうだね。と返す。
まむも、何故か誇らしげに、だろ？と言って笑った。
それから暫くはゆったりとした時間が流れ、
私も落ち着いて体育祭の時どうするか。を考えることができた。
但し、同じ人を好きになったライバルの邪魔はしない。
それを胸に秘めながら。
本当は私のことを見ててほしい。
けど、相手も同じことを考えているだろう。
だって、恋する女の子は欲張りだから。
そのことをまむに指摘されそうになった時、
私はまむの言葉を遮って、分かってる。と口を開けた。
それは私が、一番分かってる。
そう思いながら。
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夢羽(プロフ) - わらび餅さん» 外れていませんでしたか！？ 先ほど訂正させて頂きましたが、外れているでしょうか？？ こちらの確認ミスで申し訳ありません…！ (2016年9月12日 18時) (
レス) id: 3004edeb5d (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - オリジナルフラグを外してください (2016年9月12日 17時) (レス) id: 8036065021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢羽 | 作成日時：2016年8月18日 19時
