幻聴。 ページ13
・
士郎にバレてしまった。
だが、直接的に何かが変わった訳では無い。
…精神的な重さを除いては。
「(…こんな気持ちで、このまま冬を育てていけるのかな…
僕はメンタル弱いんだよ。
……くっそ、何だよこの感覚…)」
何かが、何か分からない謎の感覚が僕を襲う。
それは決して心地良い様な物じゃ無くて、寧ろ不愉快だ。
目をギュッと閉じて、体を抱き締める。
「…おかぁさん？」
『お前はクズだ。』
「…！」
「どぅしたの？大丈夫？」
『生きてる意味も、存在価値も無いんだ。』
「…あ…ぁ……」
目から一筋、涙が伝った。
何も聞きたくなくて、耳を押さえる。
視界も遮る。
空虚に包まれたこの僕の世界。
「……っぁあああ！！」
ーーーーー
俺はあの後、円堂達が帰った後直ぐにAの家に急いだ。
心配で居ても立っても居られない。
するとAの部屋からAの叫び声が聞こえた。
家の扉を強引に開け、様子を確認する。
其処にはうずくまって、荒く呼吸を繰り返すAが横堪えて、冬がAを揺さぶっていた。
「A！！」
急いで駆け寄る。
するとAはフッと意識を飛ばした。
俺は急いで救急車を呼び、担架で救急車に運び込まれるAに寄り添った。
「くそ…っ！！俺のせいで…！！」
苦しそうに酸素を取り込むAの手を握る。
せめてもの償いに、冬と共に朝までずっと側に居た。
・
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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ice.11(プロフ) - イナアレオリさん» この小説を好んでくださってありがとうございます！話の続きを作るのも視野に入れますね。 (2020年1月22日 21時) (
レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - 私好みの小説です！士郎と主人公の子供たちの月光のカンテラ小説作って欲しいです！最新作楽しみにしてます！ (2020年1月21日 23時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
満月(プロフ) - ありがとうございます！待ってます！!(^^)! (2019年2月14日 18時) (レス) id: f40b4f8e5c (このIDを非表示/違反報告)
ice.11(プロフ) - 満月さん» 分かりました！遅くなると思いますが待ってて下さい！ (2019年2月13日 6時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
ice.11(プロフ) - 霧野シュウさん» 遅くなると思いますが…きっと書きます！ (2019年2月13日 6時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ice.11 | 作成日時：2019年1月12日 11時
