リベンジ保育園【東京リベンジャーズ】

まわりのドミノにご用心 ページ1

唐突ですが、私は保育士です。

あるクラスの副担任をしていますが、
それはもう、みんな強い個性を持っています。


毎日どんちゃん騒ぎで、とても賑やかなクラスです。




マ「せーんせぃー！」


「マイキーくん？どうしたの」


マ「おれきょうは、はやべんをします」


「そうだね、うーん給食はまだ届いてないかなぁ」


マ「えー！なんでぇ」




最近ちょっと不良に憧れているらしいマイキーくん。
早弁をしたいみたいだけど、実は保育園は給食制です。




ド「まいきー！おれとしょうぶしよー！！」


マ「うお！？けんちん！はやぐい！？」


ド「ちがう、どみの！！」


マ「わかった！！」




マイキーくんに勝負をして欲しいらしいドラケンくん。
どんな勝負なのかと思えば、ドミノをどちらが長く並べられるか、というものらしい。かわいい。




三「おーおーお前らー
　 ドミノ並べる前にこっちの積み木を
　 片付けようなー」


マ「えぇー！やだぁ！めんどくさい！」


ド「せんせ！おれもいやぁ！」


三「うーん、ちゃんと片付けできたら
　 先生が後で鬼ごっこしてあげよっかなー？」


マ・ド「やりまぁす！！」




さすが担任の三ツ谷先生。
片付けが苦手な2人のやる気を2秒で出してしまった。
尊敬の念を送るしか無い。さすが。




「…ありゃ？けいすけ君たち寝ちゃったかな？」




目線の先には、クレヨンと画用紙を蹴散らして眠る
2人の天使。

うーむ困ったな、これではお昼寝の時間にちゃんと寝てくれないかも。


もう少しこの天使のような寝顔を拝見していたいが、そうもいかない。申し訳なさを感じつつ、渋々2人を起こす。




「おーい、けいすけ君、ちふゆ君、おーきて〜
　お昼寝はご飯を食べてからにしよう〜？」
　
　
千「うぅー……」




2人のお腹をトントンしてみるも、起きる気配はない。




「今日のお昼ご飯は2人の好きな焼きそばだったっけな
　ぁー」





ピクリ



わかりやすく反応した2人。
いやかわいいな。




「先生、2人の分も食べちゃおっかな…？」


千「おきたっ！せんせ……むむぅ」


け「おれも…………おき、てる」




がばっ、と起きてきた2人。
だがどちらもまだお眠なご様子だ。
なんだかよろけてる………？

…あ！！ちょっと待って！？




「わわ！けいすけ君！そっちにはマイキーくんのド
　ミノが！！」




ガッチャーン！！




マ「ぎゃあああああぁ！！」





今日も保育園は平和です。

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