【刀剣乱舞】祖父から引き継いだ本丸〔漆〕 (ページ8)

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＊第弐佰肆拾捌章＊ページ8

〔燭台切ｻｲﾄﾞ〕

貞ちゃんへの本丸案内と病気の説明を終えて広間に入ると、全員(A、鶴さん、伽羅ちゃん以外)が集まっていた

夕食までにはまだ早いし…

燭台切「何かあったの？」

へし切「先程、これが届いた」

封筒を渡されたので、中の紙を取り出して見る

燭台切「これは…」

貞ちゃんは僕におんぶするように首に抱き付いて、後ろから覗いた

薬研「ブラック本丸の修正や見習いの受け入れなどを禁止するもの…
所謂、“ドクターストップ”ってやつだな」

大典太「3月末までってことで、政府に正式に受理されたらしい」

三日月「龍舞もなかなかやるなぁ^^」

太鼓鐘「りゅーま？誰それ」

そう首を傾げる

燭台切「Aの旦那さんだよ」

太鼓鐘「え、結婚してたのか！？」

燭台切「うぅ…貞ちゃん、耳元で叫ばないでくれるかな;;」

太鼓鐘「A何歳なんだよ？」

あら、無視？(´；ω；`)

燭台切「20歳」

太鼓鐘「…本当か？15,6歳だと思ってた」←

小烏丸「はっはっは、Aは可愛らしいからな。まだまだ子供に見える」

皆も肯定するように頷いた

小烏丸「して燭台切、その肩に乗ってる刀剣男士は？」

燭台切「！そうだ、紹介しないとね。ほら貞ちゃん、挨拶して」

太鼓鐘「おう」

降りて、僕の前に立つ

太鼓鐘「俺は太鼓鐘貞宗！伊達政宗が使ってた刀なんだぜ」

すると、亀甲さんがニコニコして手を振ってきた

太鼓鐘「あっれー？誰だっけぇ？」

少し棒読みで、顎に人差し指を当てて首を傾げる

んんっ、可愛い←

亀甲「(◎-◎;)」

太鼓鐘「嘘嘘wやっほー亀甲兄さん♪」

そう言って走って行き、思いっきり押し倒した←えっ

頭を打ったのか、ゴンッと鈍い音が響く

亀甲「痛っ…相変わらず元気だねぇ」

案の定、嬉しそうに微笑む

太鼓鐘「まあな！」

貞ちゃんは亀甲さんの上から退けると、僕の元へ戻ってきた

燭台切「もういいの？」

太鼓鐘「いいのいいの。放置されんの好きだから」

亀甲「ﾝﾌﾌ(*´ω`*)」

さすが兄弟(・・;)扱いに慣れてる←

太鼓鐘「さてさてみっちゃん、夕食作ろうぜ！」

燭台切「でも今日は貞ちゃんの歓迎会だから、貞ちゃんはゆっくりしてて？」

太鼓鐘「あー、まあそっか。じゃあ俺、Aの看病してくる！」

そう言い残して広間から出て行った

薬研「看病って…また発作起こしたのか？」

眉をひそめる

燭台切「喘鳴はなかったけどね。今、鶴さんと伽羅ちゃんが看てくれてる」

薬研「…分かった。俺も後で行く」