【刀剣乱舞】祖父から引き継いだ本丸〔漆〕 (ページ7)

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＊第弐佰肆拾漆章＊ページ7

凄いでしょ？と言うと、笑顔で頭を撫でてくれた

A「ところで、刀は今どこに？」

加州「鶴丸の抱き枕になってるよ」

A「へ？」

へし切「伊達の刀だからな…嬉しくてはしゃいでるといったところだろう？」

さすが長谷部(^_^;

加州「まあそういうことだから、顕現するのは昼食後でいいと思うよ」

A「りょーかい^^」

〔鶴丸ｻｲﾄﾞ〕

昼食後、伊達の刀が審神者部屋に集められた

A「鶴ちゃん、刀」

そう言って両手を差し出す

鶴丸「体調は大丈夫なのか？」

A「うん。うどん完食したよ♪美味しかった」

燭台切「だって伽羅ちゃん。よかったね」

倶利伽羅「…いいから、顕現するなら早くしろ」

相変わらず素直じゃない伽羅坊に苦笑いし、Aに刀を手渡した

丁寧に受け取ると、目を閉じる

少し経って桜が舞った

太鼓鐘「待たせたなー皆の衆！へへへ。なーんてね。俺が、噂の貞ちゃんだ！」

鶴丸「貞坊！」

太鼓鐘「みっちゃん！」

抱きつこうとすると、見事に避けられてしまう

貞坊はそのまま光坊にダイブした

俺の扱い…(泣)

燭台切「ようやく会えたね」

太鼓鐘「ああ！伽羅と鶴さんもいるとは驚きだな！」

鶴丸「おい、俺のセリフだぞ」

太鼓鐘「へへっ」

伽羅坊は嬉しそうに(普通の人にはわからない)貞坊の頭を撫でている

太鼓鐘「あんたが主か？」

光坊から離れると、Aの顔を覗き込むように片膝を立てて座った

A「うん。桜井Aです。よろしくね^^」

太鼓鐘「おう、よろしくな！A」

鶴丸「よし、貞坊、A！驚きの本丸案内の時間だぞ」

2人の癒やしの笑顔を戴いたところで、手をとって立たせる

太鼓鐘「やった！せっかくだし、皆で行こ((」

鶴丸「！おっと」

Aが少しフラついたため、慌てて支えた

喘鳴はないみたいだが、少々咳込んでいる

太鼓鐘「A…？」

燭台切「伽羅ちゃん、お茶淹れてきて。鶴さん、Aのこと任せていいかな？」

倶利伽羅「わかった」

鶴丸「おう」

光坊は心配そうにしている貞坊を連れて部屋から出て行った

きっと、本丸案内兼病気の説明だろう

俺は座って、背中をゆっくりさすった

鶴丸「すまん、気付かずに急に立たせて…」

Aは首を横に振る

A「空気、重くしちゃったよね…ｹﾎｯ…ごめん…」

鶴丸「そんなこと気にするな。とりあえず、ゆっくり休んでくれ」

その後、伽羅坊が淹れてきてくれた茶を飲むと、寝息を立て始めた