【刀剣乱舞】祖父から引き継いだ本丸〔漆〕 (ページ40)

今日:7 hit、昨日:14 hit、合計:36,415 hit

＊第弍佰捌拾章＊ページ40

〔燭台切ｻｲﾄﾞ〕

A「ｹﾎｯ…ふぅ…」

伽羅「そんなに無理して作らなくていいだろ」

マスクをして椅子に座り、度々咳をしながらだから、そりゃ心配になるよね;;

A「無理はしてないよ。作りたくて作ってるんだから^^」

太鼓鐘「まっ、楽しいからいいんじゃね？次は何するんだ？」

A「あとは、ｹﾎｯ…こうやって絞り出して、冷蔵庫で固めるだけ」

太鼓鐘「お～」

ホイップクリームのようにチョコをハートの形に絞り出し、それを見て目を輝かせる貞ちゃん

ん"ん"ん"、この2ショットは癒しだね←

太鼓鐘「あれ？上手くいかない…」

A「コツがいるからね♪」

今回作るのは、ガナッシュ…だったかな？

ﾁｰﾝ

燭台切「あ、タルト生地焼けたよ」

A「了解～」

こっちは龍舞用みたい

数時間後、ようやく完成した

A「手伝ってくれてありがと♪あとはラッピングだけだから、大丈夫。ｹﾎｯ…そろそろ夕食の準備しないとでしょ？」

燭台切「うん。じゃあ、そこで作業してて？僕たちの目の届くところにいてね？」

A「はーい」

数十分後

A「できたぁ…ｹﾎｯｺﾞﾎｯ…」

燭台切「お疲れ様^^はい、温かいお茶用意したから飲んで？」

A「ん」

お茶を飲むと、僕に向かって両手を広げてきた

燭台切「どうしたの？」

A「龍ちゃんのとこ、ｹﾎｯ…行く」

燭台切「あー、はいはい^^」

軽い身体を抱き上げる

審神者部屋には誰もいなかったので広間へ

龍舞はというと、五虎退の虎や短刀たちと雑魚寝していた

僕は珍しさに驚いて目をパチパチさせる

A「みっちゃ、ｹﾎｯ…審神者部屋、行こ」

燭台切「え？でも…」

A「ｹﾎｯｺﾞﾎｯ…休ませてあげよ？」

申し訳なさそうな顔をして、ポツリとそう言った

燭台切「…うん」

そのまま廊下に出る

燭台切「薬研くんも一緒に寝てるし…じゃあ、大典太さん呼んで来ようか」

でも、Aちゃんは大丈夫だと首を横に振った

大丈夫じゃないよ(^_^;

一人にするの厳禁なんだから。今も怪しいし…

すると、虎徹兄弟が歩いてきた

燭台切「蜂須賀さんたち、いいところに^^夕食までこの子お願いしてもいいかな？」

蜂須賀「ああ、もちろん」

浦島「どうしたの？具合悪い？龍舞たちは？」

A「いつもと変わらないよ;;ただ…ｹﾎｯ龍ちゃんたち、お疲れだから…」

長曽祢「ふむ…よし、任せろ」

Aちゃんを長曽祢さんに預け、僕はまた広間を覗きに向かった