*第弍佰漆拾捌章* ページ38
それから数日後
長谷部と山姥切が書類と睨めっこしている中、俺はAの横にうつ伏せになって大学の勉強をしていた
山姥切「!龍舞」
龍舞「んー?」
山姥切「隣」
そう言われて顔を上げる
あれからずっと眠ったままだったAの瞼が開かれた
ガバッと起き上がり、頬をそっと撫でる
龍舞「よかったぁ…」
本人は何が起こったのか分かっていないらしく、目をパチパチさせて小さく首を傾げた
龍舞「どこか痛いところはないか?」
Aはコクリと頷き、少し目を細めて笑顔を見せてくれる
これで一気に癒されるんだから、凄いよな(^_^;
酸素マスクを外してやり、膝の上に座らせて抱き締める
A「龍ちゃん…私、何日か寝たきりだった?」
龍舞「…まあな」
A「にっかりさんと石切丸と双六で遊んでたんだけど、途中で胸が痛くなって、意識が遠くなって…
薬研が抱き留めてくれた所までは覚えてる」
そう言って苦笑いをした
龍舞「そっか…」
A「ねぇ、龍ちゃん」
龍舞「うん?」
何か言いたげに俺を見つめてきたが、誤魔化すかのように微笑んだ
A「ちょっと、お腹空いちゃった」
龍舞「おっ、何が食べたい?」
A「お粥かな」
長谷部「燭台切に頼んで持ってくる」
長谷部が嬉しそうに部屋から出て行く
お腹を空かせるなんて、今となっちゃ珍しいことだからな
少しすると、薬研も来た
A「今月に入って、一番体調いいかも」
薬研「そりゃよかった^^」
お粥はまあ、やっぱり半分しか食べれなかった
龍舞「A、もうちょっと寝るか?」
A「ん〜ん、起きてる」
俺の服を掴み、胸に顔を埋める
龍舞「どうした?」
A「…なんかね、甘えたくなった」
か、可愛い…!
何かを察したのか、刀剣男士たちは部屋から出ていってしまった
A「私、最期はこうやって、龍ちゃんの腕の中で死にたいな…」
龍舞「…もう最期のこと考えてるのか?」
A「“もう”じゃないよ。心臓発作って、突然死の可能性があるんでしょ?」
俺が何も言えずにいると、Aはクスリと笑う
龍舞「笑い事じゃねぇだろ」
A「あとね、本丸の後継者は龍ちゃんにお願いしたい」
龍舞「はあ?」
A「一応、頭に入れておいて?」
龍舞「A…」
Aはカレンダーに目を移すと、また俺を見上げた
今度は何を言われるんだ…
と思ってたら、「バレンタインチョコ作りたい!もう3月になっちゃうけど」と少し照れるようはにかんだ
ラッキーアイテム
和泉守兼定
ラッキーカラー
あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
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soccer♪(プロフ) - 4もぎもちさん» ガンバリマス(p`・ω・´q) (2018年8月16日 20時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - soccer♪さん» ネタか…頑張ってください…!でも病弱ネタも好きです!! (2018年7月31日 0時) (レス) id: ebd1664205 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪(プロフ) - 4もぎもちさん» ネタが…夢主ちゃんこの状態だから、さらに厳しくなってきた(泣)←そうしたの自分だけど;; (2018年7月30日 22時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - soccer♪さん» 分かります…書いても書いても手が止まらない… (2018年7月23日 23時) (レス) id: ebd1664205 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪(プロフ) - 4もぎもちさん» うぅ…書いててツラいよ…←それでも書いてしまうのだ(´;∀;`)アハハ (2018年7月16日 12時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
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