*第弍佰漆拾漆章* ページ37
〔龍舞サイド〕
結局、会議が終わったのは夜の8時
スマホの電源を入れた途端、着信音が鳴った
龍舞「もしもs((」
長谷部『ようやく繋がった…早く帰って来てくれ!Aが…』
近くにいた佐藤先生に会釈し、駆け出す
龍舞「また発作か?」
長谷部『それが…あぁ、加州…!そうか、戻ったのか…』
少し泣き声になりながら「よかった…」と呟いていた
龍舞「長谷部…?」
長谷部『ん"ん"っ、Aがまた発作を起こしてな。さっきまで…心臓が止まっていた』
龍舞「…は?」
思わず足を止めて立ち尽くす
長谷部「薬研を中心に心臓マッサージやらAEDやらで心肺蘇生をして、先程、鼓動が戻ったようだ」
─────
佐藤「もし心臓が止まるようなことがあれば、突然死の危険性が高まります。私もあまり考えたくありませんが…覚悟をしておく必要はあると思いますよ」
─────
長谷部「ぉい…おい!龍舞?」
龍舞「え、あぁ、悪い…すぐ向かう」
通話を切って、青ざめているであろう顔を両手で叩き、再び駆け出した
急いで本丸に戻ると、吹雪になっていた
龍舞「寒っ…」
こりゃ、神気とか霊力が相当不安定になってるな;;
審神者部屋の襖をそっと開けると、酸素マスクと点滴をして眠っているAが目に入った
荷物を置いて隣に腰を下ろし、頭を撫でる
龍舞「こうなった経緯は?」
薬研は少し困ったように頭を掻いた
薬研「突然だったよ。軽く咳してるくらいで吸入も何もしてないのに胸を痛がり始めたと思ったら、数十秒で意識を失った…
測ってみたら脈が無くて焦ったが、とりあえず教えて貰った心肺蘇生法を行ったんだ」
龍舞「そっか…ありがとう。Aも、よく頑張ってくれたな」
額に軽くキスを落とし、少しの沈黙が広がる
大典太「龍舞…」
龍舞「…ん?」
大典太「会議で、Aのことも話し合ってきたんだろ?」
龍舞「…ああ」
大典太「何か言われたのか?」
俺は正直に頷いた
龍舞「けど、俺の中でまだ整理ついてなくてさ…」
会議で佐藤先生に言われた事が頭の中でリピートされる
それに加えてAの苦しそうな寝顔を見ると、なんだか悔しくて泣きそうになってくる
三日月「ふむ…なかなか深刻な内容だったようだ」
龍舞「…深刻どころじゃねぇよ」
佐藤先生に、俺が無意識に背けてた現実と向き合わされたんだ
心に矢が何本も刺さったよ
このままじゃ余命2ヶ月…?
……いやいや、冗談じゃない。
そう簡単に死なねせてたまるか
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soccer♪(プロフ) - 4もぎもちさん» ガンバリマス(p`・ω・´q) (2018年8月16日 20時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - soccer♪さん» ネタか…頑張ってください…!でも病弱ネタも好きです!! (2018年7月31日 0時) (レス) id: ebd1664205 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪(プロフ) - 4もぎもちさん» ネタが…夢主ちゃんこの状態だから、さらに厳しくなってきた(泣)←そうしたの自分だけど;; (2018年7月30日 22時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - soccer♪さん» 分かります…書いても書いても手が止まらない… (2018年7月23日 23時) (レス) id: ebd1664205 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪(プロフ) - 4もぎもちさん» うぅ…書いててツラいよ…←それでも書いてしまうのだ(´;∀;`)アハハ (2018年7月16日 12時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
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