【刀剣乱舞】祖父から引き継いだ本丸〔漆〕 (ページ25)

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＊第弍佰陸拾伍章＊ページ25

〔Aｻｲﾄﾞ〕

写真撮影の後、お色直しとして白無垢も着せられた

着替えの間に、広間は和風に変わっていて…

A「凄いね…！」

龍舞「手際が良過ぎる…いつから計画してたんだよ？」

太郎「昨日ですよ」

私たちは「えっ！？」と声を合せて驚いた

歌仙「この本丸は行事が多いからね。企画とか準備は慣れてしまったというか…」

鯰尾「それに、だいぶ人数増えたからな！」

骨喰「役割分担さえちゃんと決めれば、これくらいどうってことない」

思わず苦笑いをする

龍舞「A…どんな育て方したんだよ？」

A「積極的に現代の行事取り入れてるのは、おじいちゃんが主の時からだよ;;」

私が来たときには既に、かなり慣れてる様子だった

むしろ、私が教えてもらったくらい

石切丸による加持祈祷が終わると、むっちゃんがカメラを構えた

陸奥守「おまんら、また写真撮るぜよ！」

A「好きだねぇ(^_^;」

陸奥守「好きもなにも、一生に一度の晴れ舞台じゃき！記念にこじゃんと撮って、アルバムにするぜよ♪」

龍舞「うんうん、そうだな^^」

そのあと、またお色直しってことで審神者部屋に戻った

A「今度は何着るの？」

加州「これ！」

赤と白の、昨夜も着た服…

A「サンタ？」

大和守「そっ。サンタ服」

次郎「結婚式の中にクリスマスパーティー入れちゃったってわけ！」

小狐丸「結婚式の余興などの代わりにもなると思いまして」

A「さすが(´・ω・｀)」

よく考えてるなぁ…

すごいや(*´ω｀*)

広間に戻ると、内装は元に(クリスマスverに)戻っていた

みっちゃんたちがクリスマス料理をたくさん運んできて、パーティーが始まる

クリスマスソングを歌って、ダンスを見て…

続いて、クリスマスケーキと、ウエディングケーキを持ってきた

宗三「どちらでも好きな方をどうぞ」

さっそく切り分けて、運んでいる

薬研「Aはどれ食べる？」

A「じゃあ、チョコケーキ♪」

厚「龍舞は？」

龍舞「ウエディングケーキで！」

2人が持って来てくれたのを一口食べると、美味しくて頬が緩んだ

龍舞「A、口に付いてる」

A「え？」

龍舞「ん、美味いな」

A「！り、龍ちゃん…///」

口に付いていた生クリームを指で取ると、それをペロッと舐めた

恥ずかしくなって俯くと「ごめん、からかいすぎた」と苦笑いして私の頭を撫でる龍ちゃん

周りは御察しの通り、それぞれさまざまな表情をしてらっしゃいました;;