十五人 ページ15
「おーい、宗三さん」
後藤くんが、襖の木の部分をトントンっと叩くと
中から、どうぞと声がかかる
..なんかめっちゃ緊張する..
襖をあけると、そこには女性...がいた
女性？？この人女性なのかな
「ああ、あなたですか
隣の方は？」
「大倶利伽羅さんな、ちょっと左文字にいさせてやってくれねぇか？」
「別に構いませんよ」
宗三？さんがそう言うと後藤は笑ってありがとなと言った
その後に俺に、また迎えにくるから、と言って
ジャンプして天井から部屋を抜けていった
『...え？』
「おや、あなたの所の短刀はこういうことしませんでしたか？...」
『え、ああ..いや』
「..まあ、ここには貴方を悪意で傷つける人はいませんよ」
こええんだけど...
「..あなたは、随分きれいな心を持っていますね
僕にしませんか？僕なら貴方を傷つけることなんてありません」
宗三、と呼ばれた...男？女？...その人がじり、と俺に近づく
僕だから男かな...なんとなく、男っぽい
いや、冷静に判断してるけどね
おかしいよね！
『なに、言って..』
そう言いながら後ろに下がる
座ったままたちもせず
「..三日月の時に気づいたと思っていましたが、まだでしたか？」
『意味がわからない』
とんと、背中が壁に触れる
「こういうことですよ」
宗三は俺に覆い被さるように座り
両手を俺の穂に当て顔を近づけた
『！？』
驚いて、どうするか考えるが頭が回らない
「..殴ってくると思いましたが、以外と乱暴なことはしないんですね」
『な、なぐる、なん、て』
息がかかってくすぐったい
嫌だ、一人になりたい
『ひと、りが、』
「..一人？」
『一人がいいっ...』
恐怖で、また涙が出る
ここに来て何故か泣きやすくなった
女になったからか
それともどこか安心しているからなのか
「...すみません、怖がらせ過ぎましたね」
そう、言うので顔をかくして泣いた
宗三はそばにいるだけでなにもしてこなかった
泣きつかれて、俺はいつの間にか寝てしまった
いつから俺は、こんなに心を許すようになってしまったのだろう
.
......
「近くにいるだけで良いと思っていたんです、僕
でも、不思議ですね。あなたとずっと一緒にいたいと思ってしまう
僕だけを見てほしい、でも、そんなわがままはいいませんよ
そばにいるだけで、幸せですから」
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ぺるあ - 鯰尾って一人称俺だった気が……(この作品めちゃしゅきです) (2019年8月18日 17時) (
レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 七氏さん» 申し訳ありません！！私の設定ミスでした！！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年10月29日 16時) (レス) id: 8447326019 (このIDを非表示/違反報告)
七氏 - 最初の部隊構成がおかしいですよ。燭台切がいるのに部隊のなかにはいません。７人パーティーでしょうか？ (2018年10月24日 7時) (レス) id: e6a05ea0e6 (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - みっちゃぁぁぁぁぁあんナイスタイミング( ´∀｀ )b (2018年10月7日 23時) (レス) id: 026253e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリア | 作成日時：2018年10月1日 12時
