十一人 ページ11
『！？、ど、どうし、た？』
秋田は、泣きながら
しゃぐれた声で言った
「僕、大倶利伽羅さんと離れません！！
ずっと、一緒にいますから」
そう秋田がいうと、みんなも集まってきた
だから俺は言おうとした
"いいんだ、俺は一人が好きだから"
「だから、大倶利伽羅さん
.
.
.
.
もう、寂しさでなかないでください」
その言葉が頭の中でリピートされた
そして俺は"泣いている"ことに気がついたんだ
『ああ..そうか』
今やっとわかった
一人が好きなんじゃない
.
人間が変わるのを見たくないから
怖くて、自己暗示をかけていたんだ
本当は
『寂し..かったんだなぁっ！俺は、皆が消えていって！！』
みんなが大人になるにつれて、どんどん変わっていく
田舎で、森のなかで遊んでいた日々の記憶とは、似ても似つかない人になっていく
みんな、裏切ったり、信じあったり
忙しく、いつも心が動いていて
俺だけが、取り残されていた
『ごめんな、ごめんな』
仲のよかった友達が、少しずつ変わっていく
当たり前だった日々が、少しずつ形を変える
『ありがとうっ...！』
ずいぶんひさしぶりに、泣きながらお礼を言った
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ぺるあ - 鯰尾って一人称俺だった気が……(この作品めちゃしゅきです) (2019年8月18日 17時) (
レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 七氏さん» 申し訳ありません！！私の設定ミスでした！！ご指摘ありがとうございます！！ (2018年10月29日 16時) (レス) id: 8447326019 (このIDを非表示/違反報告)
七氏 - 最初の部隊構成がおかしいですよ。燭台切がいるのに部隊のなかにはいません。７人パーティーでしょうか？ (2018年10月24日 7時) (レス) id: e6a05ea0e6 (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - みっちゃぁぁぁぁぁあんナイスタイミング( ´∀｀ )b (2018年10月7日 23時) (レス) id: 026253e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナリア | 作成日時：2018年10月1日 12時
