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長谷部先生の歴史が終わり、次の授業の古典の準備をする為に教室の外のロッカーに電子辞書を取りに行けば、たまたま隣のクラスから出て友達と話していた鶴丸くんと目が合う。
鶴丸くんは私に気づき、「よっ!」と手を上げた。私はそれに大して同じように片手を上げて答え、ロッカーに向かう
「次の授業なんだ?」
『歌仙先生の古典。そっちは?』
「家庭科の座学だぜ」
ロッカーを開けて電子辞書を取り出したあと、戻っても暇なので彼等の元へ近寄った。
「歌仙先生の授業ということは、また雅やら風流やらの話が長そうですな」
「あぁ、話し始めたら止まらん」
『その分授業が潰れて楽だって古備前くんは言ってたけどね。て言うか、粟田口くんおはよう』
鶴丸くんと話していた粟田口くんに、遅くなったが挨拶をすると「はい、おはようございます」なんて綺麗な笑顔を向けて来る。
これに落ちる女子生徒は何人もいるらしく、今月で3人に告白されたと言う。この学校の王子様と言って一番最初に上がってくるのが粟田口くんである。
そして粟田口くんは、私を妹のように気遣ってくれるめちゃくちゃいい人。
体操着を忘れた時も貸してくれたり、教科書を貸してくれたり、旅行に行ったら必ずお土産をくれる。(貢がれてるみたいだったから断ったんだけど、全然耳を傾けてくれなかった)
「それより碓氷殿、今朝は遅刻していた様ですが昨晩はあまり眠れなかったのですか?」
『よく見てたね。……なんか変な夢を見てさ』
「変な夢?」
『そう。イケメンが出てきた短くて長い夢』
『何だったんだろうね』と私が壁に背を預ける横で、2人が静かに目を合わせてたのは知る由もない。
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凛音 - 本当に面白いです!続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (11月9日 17時) (レス) @page18 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年7月16日 12時) (レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続きがとても楽しみです…!続編も楽しませて貰ってます。体調にお気をつけて頑張って下さい笑 (2019年5月18日 6時) (レス) id: 49a37f0b62 (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - 白い桜餅さん» うぇぇぇい、ありがとうございます!!! (2019年2月21日 13時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
白い桜餅(プロフ) - やったぁぁぁぁぁ…!!!続編!!これからも楽しみに待ってます。 (2019年2月16日 7時) (レス) id: 52406edb1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:-naki- | 作成日時:2019年2月15日 22時