第五十八章 宴を始めよう ページ15
Nosaid
山姥切｢そんなに一気に押し入ったら怖がるに決まっているだろう。順番に話してやれ。｣
Aを後ろからそっと支えるようにして現れたのは山姥切国広だった。
無愛想な顔でほんの少し眉を寄せてそのままゆっくりと１往復だけAの頭を撫でた。
山姥切｢......こんな騒がしい奴らだから、鬱陶しい時もあるが退屈はしない。......これから宜しく頼む。主。｣
そう呟くとそっと薄く微笑んだ山姥切。それを見たAも同じようにゆっくりと笑みを返した。
A ｢うん。皆といたら、すごく楽しそうだよね。こちらこそ宜しく。......皆も、宜しくね。｣
えへへ、なんだか改まって言うと恥ずかしいや。と頬をかくAに、笑い声が起こる。
もうAは仲間のように打ち解けていた。
実際、大変な危機を乗りこえた仲間である。
数珠丸｢まずはここから、ですね...｣
鶴丸｢再出発記念に、宴でも開くかい？｣
愛染｢おぉー！いいな！！祭りだ祭りだぁ！！｣
蛍｢もぉ、国俊はしゃぎすぎー。...俺も少し楽しみだけど。｣
歌仙｢宴か...いつぶりだろうね。料理なら任せてくれ。腕がなるよ。｣
燭台切｢勿論、僕も頑張っちゃうよ。今日は記念日だからね！｣
皆がわいわいと楽しげに宴の話をし始め、Aはそれを眺めて楽しげに笑った。
三日月｢主。｣
三日月がAに話しかける。
三日月｢改めてお礼が言いたい。主。お主が来てくれたおかげで、我らはこうしてまた楽しく過ごすことが出来る。｣
A｢もう、そんなに言わないでよー！これ以上照れさせる気？気にしないでよ。私もね、貴方達のこと案外気に入ってるんだよ。ホントの話。｣
三日月｢はっはっは、そうかそうか。このじじい、それをきいてほっとしたぞ。｣
A｢え...何処にほっとする要素あった...？？｣
三日月｢お主が我々のことを気に入っている、ということにだ。｣
三日月がそう言うと、Aは信じられない、というように大きな目を更に見開いて、
A｢当たり前じゃん！というか、好きじゃなかったら力なんて貸さないよ。私そんなお人好しに見える？｣
と不満げに口を尖らせた。
その可愛らしい仕草に、まるで孫を見るように愛しげに目を細めて三日月は言う。
三日月｢主は充分お人好しであろう。主以外で、何処に見ず知らずの瀕死の付喪神を助ける者があろうて。｣
Aは、それをきくと、へへ、まぁねと照れくさそうに笑った。
終わり
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博麗ルナ(プロフ) - 華月さん» コメありがとうございます！！！！！！！！復帰したので続き書きます！！！！ほんとお待たせしました......！！！！ (2019年3月14日 19時) (
レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
博麗ルナ(プロフ) - 羅亥魅@文アル布教したい。さん» 復帰したんで続けます！！！！！！(( すみませんコメありがとうございます長らくお待たせしました！！！！！！ (2019年3月14日 19時) (レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - お、終わりになってるぅ〜(；д； )続きが見たいです！お願いします！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 50417db2ff (このIDを非表示/違反報告)
羅亥魅@文アル布教したい。(プロフ) - 何か終わりになってるぅぅぅ、えっもうコレ終わりなの この小説終わりなのぉッお願いします続けて下さい（土下座） (2018年9月9日 18時) (レス) id: f2314de1fa (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - 加州ちゃんが、、、可愛いですね(真顔) (2018年7月12日 16時) (レス) id: d12e91b5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：博麗ルナ | 作成日時：2018年5月20日 1時
