第五十七章 零から一緒に ページ14
Nosaid
結局押し切られたAは先程あれだけ激しく立ち回ってもなんともなかったというのに何故か肩で息をして距離を取った。
A｢はー、はー、......末代まで呪うからね皆ぁあ......｣
恨めしげにそう物騒なことを呟くと、じとりと霊夢たちを睨みつける。が、これも社会勉強ね、だのと宣う少女達はどこ吹く風だ。
霊夢｢さ、決まりね。それじゃあ、この子のこと宜しく頼むわよ。あんたら。｣
刀剣達は先程までの重苦しい空気とは打って変わったあっけらかんとした様子に少々訝しむも、Aが本丸に残るという喜びの方が上をいったらしく、口々に歓声を上げた。
太鼓鐘｢よっしゃー！！！！｣
鶴丸｢こりゃ完全勝利S、だな。｣
厚｢へへんっ！どんなもんだいっ！！｣
太鼓鐘(以後貞ちゃん)と鶴丸がぱちん、とハイタッチすると、それを眺める燭台切と大倶利伽羅は目を合わせて薄く微笑む。
大将組は勝ち名乗りを上げ、よくやったと褒められていた。
薬研はそんな中困惑といった表情のAの肩にぽんと手を置きそっと囁いた。
薬研｢そんなわけでよろしく頼むぜ、大将。まぁ、徐々に慣れてってくれりゃいいさ。｣
悪い奴らじゃないからさ。と言ってそっと微笑む薬研にAも安心させるように微笑み返して、
A｢お気遣い、感謝するよ。大丈夫、君たちがいい子達なのは分かってるよ。｣
それより私は置いてけぼりされた方を恨んでるからね、と冗談めかして言う少女にふは、と薬研は吹き出す。
薬研｢その意気だ、大将。｣
満足げにそう言った薬研が更に言葉をかけようとすると、後ろからどどっとなだれ込む人影。
言わずもがな、短刀達だ。
信濃｢大将ー！！これから宜しくね！！｣
後藤｢大将、あんたのことは俺が守るからな！任せとけっ！｣
秋田｢主君！宜しくお願いします！｣
今剣｢ぼく、あなたがここにきてくれてほんとうによかったっておもってます！ぼくたちといっぱいなかよくしてくださいね！｣
不動｢ひっく......主がどうなろうと俺ぁ知ったこっちゃねぇけどよぉ......一応宜しくはしておく。｣
厚｢お前なぁ、そんなこと言って、嬉しいくせに。｣
不動｢そんなことねぇよっ！っひくっ......｣
日向｢今度こそはまともな人で良かったよ。僕は、必ず貴女の力になってみせるからね、主。宜しくお願いするよ。｣
皆が皆口々によろしくと言うもので再びあわあわとするA。すると、それを見かねたのか、1つの影が近づいてきた。
第五十八章 宴を始めよう→←第五十六章 愛と純情のサービス回ってやつ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
博麗ルナ(プロフ) - 華月さん» コメありがとうございます！！！！！！！！復帰したので続き書きます！！！！ほんとお待たせしました......！！！！ (2019年3月14日 19時) (
レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
博麗ルナ(プロフ) - 羅亥魅@文アル布教したい。さん» 復帰したんで続けます！！！！！！(( すみませんコメありがとうございます長らくお待たせしました！！！！！！ (2019年3月14日 19時) (レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - お、終わりになってるぅ〜(；д； )続きが見たいです！お願いします！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 50417db2ff (このIDを非表示/違反報告)
羅亥魅@文アル布教したい。(プロフ) - 何か終わりになってるぅぅぅ、えっもうコレ終わりなの この小説終わりなのぉッお願いします続けて下さい（土下座） (2018年9月9日 18時) (レス) id: f2314de1fa (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - 加州ちゃんが、、、可愛いですね(真顔) (2018年7月12日 16時) (レス) id: d12e91b5f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：博麗ルナ | 作成日時：2018年5月20日 1時
