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第５５５話 梅雨ちゃんの秘策 ページ10
その後追い込まれた梅雨ちゃん達は、少し相談をしたあと、とある奇策を取った様だった。
宍田『蛙吹氏が３人、向かってきている』
宍田が言い放った言葉･･･これが全てを
だって──･･･。
──モニターには、梅雨ちゃんは１人しか映っていないのだから。
でも、どういう原理だろ･･･？？
峰田｢緑谷、
緑谷｢うん･･･！アレだ･･･！｣
緑谷｢２人に塗布して匂いを上書きしちゃったんだ！｣
峰田｢オイラたちすら忘れかけてたからＢ組が想定なんてできやしねぇわな｣
隣で、何かがわかったかのような声を上げた緑谷と峰田。
貴｢･･･？どー言うこと？｣
緑谷｢あ、そっか。操間さんは
峰田｢蛙吹の“個性”、カエルっぽいことならなんでも出来るんだけどよ･･･出せるんだよ。毒性の粘液を｣
緑谷に続き、峰田が説明をしてくれる。
話の脈略的に、梅雨ちゃんの毒性の粘液を２人に塗ったんだろうけど･･･。
貴｢･･･毒性･･･、それを２人に塗ったら、毒に侵されちゃうんじゃない？私と違って、２人に毒の耐性ないだろうし｣
緑谷｢毒性って言っても、少しピリッとする程度らしいから。服の上から塗っちゃえば何も問題はないはずだよ｣
貴｢なるほど･･･それで･･･｣
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2021年8月4日 22時
