【ﾋﾛｱｶ】天邪鬼少女の成長日記Part10 (ページ8)

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第５５３話電撃ページ8

その後、円場の拳で洗脳から解き放たれた宍田が暴れ出そうとした時、颯爽(さっそう)と止めに入る上鳴。

だけど、そんな上鳴を吹き飛ばそうと腕を振りかぶる宍田。

円場『バ･･･駄目だ──･･･』

そう言って、円場が背から離れると同時に右肩を直撃するような攻撃が上鳴を襲った。

その直後──！

Ｂｚｚｚｚ！！！

上鳴が宍田に向け放った電撃で、雷鳴が周囲に響き渡った。

それと同時に上鳴を吹き飛ばす宍田。

だけど･･･今のあの感じ、宍田は電撃食らってるよね･･･今、痺れてるのか硬直してるし。

なのに、上鳴を吹き飛ばす余力が残ってた。

･･･パワーも鼻も凄すぎ･･･！

そう考えていると、宍田の背から離れていた円場の体に梅雨ちゃんの舌が絡みつく。

蛙吹『捕まえた！！』

隙を逃すことなく、梅雨ちゃんは空中で身動きの取れない円場を捕獲した。

そして、そのまま円場を連れて梅雨ちゃんが走り出す。

だけど、それを追いかけるように地面を蹴った宍田。

上鳴『ウッソォ！？痺れてよ！』

吹き飛ばされた上鳴が、驚きの声を上げる。

そりゃそうだ。

電撃を浴びせて、痺れてるはずの宍田が自分を吹き飛ばしたあげくに梅雨ちゃんも追いかけているんだもん。