【ﾋﾛｱｶ】天邪鬼少女の成長日記Part10 (ページ38)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:8,218 hit

第５８３話緑谷の講評ページ38

ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ『“これにて５セット全て終了です。全セット皆、敵を知り己を知りよく健闘しました。第１セットＡ。第２セットＢ。第３セットドロー。第４セットＡ。第５セットＡ。よって今回の対抗戦！Ａ組の勝利です！！！”』

ミッドナイトの実況の後、巨大モニターのある場所まで戻って講評に移る。

相澤｢えー、とりあえず緑谷。なんなんだ、おまえ｣

講評になった途端相澤先生が緑谷に対して口を開く。

緑谷は、グッと口を噤(つぐ)んだあと、自分の右の手首を掴み、手のひらを見る。

緑谷｢僕にも･･･、･･･まだ、ハッキリ分からないんです。力が溢れて抑えられなかった。･･･そのせいで操間さんを──味方を、吹き飛ばしてしまって･･･。今まで信じてたものが突然牙を剥いたみたいで、僕自身、すごく恐かった。でも、麗日さんと心操くんが止めてくれたおかげでそうじゃないってすぐに気付くことが出来ました｣

開いていた手を握りしめながら言葉を紡いでいく緑谷。

緑谷｢心操くんが洗脳で意識を奪ってくれなかったら、どうなるか分からなかった。心操くん“ブラフかよ”って言ってたけど･･･本当に訳わかんない状態だったんだ。操間さん、ごめんね。あと２人とも、ありがとう！｣