【ﾋﾛｱｶ】天邪鬼少女の成長日記Part10 (ページ33)

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第５７８話第５試合、開幕ページ33

緑谷｢その囮役(おとりやく)に僕が──！！｣

フルカウルでパイプを足場に走っていた緑谷が目の前にザザッ･･･と着地をした。

芦戸｢どう？なんか“個性”がへんかもとか言ってたけど──･･･｣

貴｢違和感とかあったりする？｣

そう、私が肋骨を痛めてるって話をしたように緑谷は自分の“個性”がおかしいかもしれないと私たちに伝えていたのだ。

見た感じはいつもと変わりないように思えるけど･･･そこら辺は本人にしか分からないだろうし･･･。

緑谷｢うん、全然。なんともないや、いつも通り！ただ･･･４セット目見せられたら向こうは僕と操間さんを警戒すると思う･･･！いつも以上(・・)に動かなきゃ｣

自分の手を握ったり開いたりして、違和感がないことを確認して私の方を見る。

多分、私が肋骨を痛めてるのも加味(かみ)して作戦を立ててくれてる。

──自分にできること、全うしなきゃ･･･！

峰田｢大丈夫かよー･･･おまえと操間頼りだぜ･･･？｣

緑谷｢大丈夫、絶対勝てる。──操間さん、遊撃でサポートお願いね｣

貴｢わかった｣

ﾌﾞﾗﾄﾞｷﾝｸﾞ『“第５セット目！本日最後だ！準備はいいか！？最後まで気を抜かずに頑張れよー！！スタートだ！”』

ブラド先生のアナウンスが聞こえてきて、今、第５試合が──始まる･･･！！