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第５７０話 あのね ページ25
そして、続く第４試合──。
Ａ組は、砂藤、響香ちゃん、瀬呂、爆豪。
Ｂ組は、泡瀬、鎌切、取蔭さん、凡戸。
ﾌﾞﾗﾄﾞｷﾝｸﾞ『“さて第４セット！！ＡーＢ共に１勝１分け、現在両者互角のように思えるがぁあ！？しかしＡ組の１勝はほぼ心操のおかげ！果たして互角と呼べるのか！？”』
うわでた、ブラド先生の変更実況。
ブラド先生･･･それじゃなくても期末の演習試験で１人で戦ってて身構えちゃうってのに･･･。
貴｢あ──･･･。緑谷｣
緑谷｢え、なに？｣
貴｢話あるんだけど･･･ちょっといい？｣
立ち上がりながらそう言って、少し離れたところまでちょいちょいと緑谷を手招きする。
緑谷｢操間さん、話って？｣
ハテナを浮かべながら私の方へ来てくれる緑谷。
そんな彼に対し、私は口を開いた。
貴｢あのね、ほんとはもっと前に言おうとしてたんだけど･･･私──ここに戻る前に
緑谷｢えっ──！？それ、大丈夫なの！？リカバリーガールのところに行った方が──｣
貴｢治してもらったよ。でも、肋骨ほとんどにヒビが入っちゃってたらしくてね･･･体力もあんま無いから完治できてないの｣
自分の右の脇腹を触りながら緑谷に淡々と話をする。
貴｢多分、
緑谷｢──！！｣
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2021年8月4日 22時
