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第５６３話 第３試合 ページ18
第３試合は、会場の破壊が酷く移動も兼ねて
今･･･！！
今が緑谷に自分の状態を伝えるチャンス･･･！
だけど、結局緑谷はメモを取ったりオールマイトに呼び出されたりで話せず終いで第３試合が始まりを迎えた。
貴｢はぁ･･･｣
どうしたものか、とため息をついた。
芦戸｢どったのA、ため息深ーい｣
貴｢！･･･あー･･･あはは。ちょっと、ね･･･｣
うつ伏せになりながら、三奈ちゃんが声をかけてくれたのに、私は笑って言葉を濁した。
今！言えるチャンスだったのに！！
ｸｩｯ･･･と唇を食いしばりながら自分の発言を悔やむ。
だけど、仕方ない。
次に言おう。
そう決めてモニターを見つめた。
第３試合は、Ａ組は飯田・尾白・障子・轟。
Ｂ組は回原・角取さん・鉄哲・骨抜。
そして、開始早々──
ガシャァァン！！
鉄哲がフィールドを壊し始め、その音を頼りに轟達は先行、周囲を凍らせた。
だけど、あの氷･･･以前轟と戦った時とちょっと違う･･･。
前はもっと──
峰田｢相変わらずぶっぱが強ぇ！ズルい！｣
麗日｢でも視界遮っちゃう氷塊じゃないよ。改良しとる｣
貴｢それ、私も思った｣
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2021年8月4日 22時
