第１６９話 決心 ページ24
貴「グズッ･･･」
疾風「泣き止んだ？」
散々泣き喚き、疲れ果てた頃。
落ち着きを取り戻した兄さんが、ティッシュの箱を持って近付いてくる。
疾風「急にどうしたわけ？親父、なんか変な事書いてたの？」
ずいっとティッシュの箱を差し出しながら聞いてくる。
私は、差し出されたティッシュの箱から2枚紙をとって鼻をかむ。
貴「･･･お父さんに･･･」
疾風「ん？」
貴「･･････なんでもない」
そう言って、立ち上がって持ってきていた荷物を整理する。
疾風「なんでも無くはないだろ〜」
貴「･･･いいの、別に」
そう言って、コスチュームを専用のケースにしまいロックをかける。
そして、勢いよく立ち上がり兄さんの方を振り向き、頭を下げた。
貴「ウェントスさん！1週間、ありがとうございました！！」
そう言って、バタバタと兄さんの事務所を後にする。
疾風「あ、ちょっと･･･！」
兄さんはなにか言いたそうにしていたけど、それを振り切って歩き出す。
これは、兄さんに言わなくてもいい。
私が、託されたことだから。
絶対に成し遂げてみせる。
私が、絶対に捕まえる！！
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青谷地 桜華(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです･･･！不定期ではありますが更新頑張ります！(p`･ω･´q) (2020年1月27日 0時) (
レス) id: cdb735f519 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月26日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷地 桜華 | 作成日時：2020年1月15日 21時
