第１５８話 贋物 ページ13
ｽﾃｲﾝ「全ては、正しき社会のために」
そう言って、脳無に刃を突き刺したヒーロー殺し。
「助けた･･･！？」
「バカ、人質とったんだ、躊躇なく人殺しやがったぜ」
「いいから戦闘態勢とれ！とりあえず！」
そんな話が聞こえてくる。
人質･･･？
違う。
緑谷「うう･･･放せ･･･」
確かに緑谷は手で背中を、私は膝で抑えられてはいるけど、全然力は入れられていない。
いや、“入れられない”のかもしれないけど･･･。
この人は、人質なんてセコいことはしない。
ｴﾝﾃﾞｳﾞｧｰ「なぜひとかたまりに突っ立っている！！？そっちに一人逃げたはずだが！？」
ｽﾃｲﾝ「･･･エンデヴァー･･･」
エンデヴァーさんが姿を現し声を出した瞬間、ピクっと反応をしたヒーロー殺し。
そして、私と緑谷から手と膝をどかし立ち上がる。
その隙を見て、体を起こす緑谷と私。
でも、その動きはヒーロー殺しの圧によって止めざるを得なかった。
ｽﾃｲﾝ「
ゾゾゾッ･･･！！
背中に寒い何かが走っていく。
ｽﾃｲﾝ「正さねば──･･･誰かが･･･血に染まらねば･･･！“
そう言って1歩前に踏みだすヒーロー殺し。
ｽﾃｲﾝ「来い、来てみろ贋物ども。俺を殺していいのは、
絶対的な、威圧。
私たちは身動きひとつ取れなかった。
そして、それ以来ヒーロー殺しは動かなくなった。
･･･気を、失ったのだ──･･･。
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青谷地 桜華(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです･･･！不定期ではありますが更新頑張ります！(p`･ω･´q) (2020年1月27日 0時) (
レス) id: cdb735f519 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年1月26日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷地 桜華 | 作成日時：2020年1月15日 21時
