【ﾋﾛｱｶ】天邪鬼少女の成長日記Part1 (ページ17)

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第１５話 “ 個性把握テスト“ ページ17

「｢個性把握･･･テストォ！？｣」

ジャージに着替えてグラウンドに行った早々、告げられたのは、個性把握テストというものだった。

麗日｢入学式は！？ガイダンスは！？｣

ふんわりボブヘアーの女の子･･･確か、麗日お茶子さん･･･って人は、焦ったように先生に訴える。

しかし･･･。

相澤｢ヒーローになるならそんな悠長な行事、出る時間ないよ｣

と、一蹴(いっしゅう)されてしまう。

貴｢･････｣

“ヒーローになるなら”･･･ね･･･。

別にヒーローになりたい訳でもない私は、悠長な行事をやっても差し支えないって事か･･･。

なんて、心の中で考えてしまう。

相澤｢雄英は“自由”な校風が売り文句。そしてそれは“先生側”もまた然(しか)り｣

その言葉にこの場にいる全員が頭にハテナを浮かべた。

相澤｢ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈･･･中学の頃からやってるだろ？“個性”禁止の体力テスト｣

そんなことお構い無し、と言ったように次々と話を進めていく相澤先生。

相澤｢国は未だ、画一的(かくいつてき)な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まぁ、文部科学省の怠慢(タイマン)だよ｣

･･････。

先生、話を簡略化(かんりゃくか)して･･･。頭に入ってこない。

それじゃなくても難しい話が苦手なのに･･･文部科学省とかって単語出されたら、体が拒絶反応起こして聞く耳すら持ちたくなくなるんだけど･･･。