【刀剣乱舞】虐待を受けていた審神者とブラック本丸の刀剣男士

(続き) ページ22

三日月宗近『主、話が進まなくなるからオレの所に来るといい。』

そう言って、杏菜はいい子に三日月宗近の膝の上に座ったのだった。
こんのすけはある刀剣男士を見て挨拶をした。

こんのすけ『薬研藤四郎さんですね。
お初にお目にかかり――。』

そう言おうとしたが、薬研の言葉に驚いた。

薬研藤四郎『久しぶりだな、こんのすけ。
俺は、もともとこの本丸にいた薬研藤四郎だ。』

こんのすけ『ま、まさか！？
この本丸にいた薬研さんは……』

薬研『ああ、前の大将によって折られたんだがな…。
今の大将が生き返らせてくれたんだよ。』

こんのすけ『そうだったんですね。
けれど、どうやって……。』

杏菜『あにょね、てをかじゃしたりゃねひかりがぱああってにゃったの。』

5振+こんのすけ『！？』

杏菜『しょしたりゃね、やげんおにいちゃ、でてきちゃ。』

その言葉に、こんのすけや刀剣男士は驚愕した。
まさか、目の前にいる幼少審神者の霊力がそんなに高いとは思ってもみなかっただろう。
夜も更けたころなので、そろそろ杏菜は眠くなってきたのだった。

堀川国広『主さん、眠くなってきたみたいなので今日の所はひとまずお開きにしましょうか。』

こんのすけ『そうですね。
今回のことは、暁さんと朧さんに念のため報告させていただきますね。』

和泉守兼定『ああ、頼むな、こんのすけ。』

こんのすけ『はい、おまかせください。
では、今日の所はこれで失礼いたします。』

そう言って、こんのすけは政府へと帰っていった。
そして、堀川国広は夕餉の準備を始めた。

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