【刀剣乱舞】本丸が元通りになったので平和な私生活を送りたいと思います【笑えない冗談よし子さん】

プレッシャー。笑えない ページ4

『……変なこと言いました。部屋に戻りますね』




言いたいことだけ言い終えて離れに向かおうとすると、後ろからこんのすけさんが叫んだ。




「妹様しか居ないのです！この本丸を再生できるのは貴女しか！」




どういうことだろう。本当にやりたいと思う人間が来れば、その人と上手くやっていけばいい話じゃないか。

疑問を持ちながらも、こんのすけさんが可哀想なのでその場で止まる。だって進んだら無視したみたいやん……それはアカンやろ……動物愛護団体様にキレられそう……




「自らの命を危険に晒してまで、刀剣男士様の為に行動をした妹様の話を沢山の方から聞きました。そのなかには、貴女と関わって居ない刀剣も居ると思います。


……そうしたら皆様が仰ったんです


"彼女なら、信じられる"と。」




私は思わず後ろを振り向いてこんのすけさんを見た。

こんのすけさんは、大きな目をゆっくりと伏せてから、私を見上げる。




「妹様。どうかお願いであります。

皆様の主になって頂きたいのです。」



『…』




……こんのすけさんは、初期刀が顕現される前からこの本丸で案内役をやっていた。長く刀剣達と同じ時を過ごしてきた為か、政府の管狐にしては感情移入がすごい気がする。


でも、その気持ちは嫌いじゃない。
だって、人であろうと狐であろうと、誰かの為に動けるのは素晴らしい事と思うから




『……考えておきますね』


「！ありがとうございます！妹様！」




考えておくだけなのだけれど…なにそのテンション。高くね？

謎にプレッシャーかかるんだけど！？

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