。青色さんは見る ページ3
×月××日、
俺はシャオちゃんと冬コミの売り子をしていた。
朝早く来て、ずっと立ちっぱなし、、、。
さすがにきついな。
そんなことを思いながら、売り続けた。
次の瞬間、
??「っつ!?、、、危ない！！！」
女の子の声がした。
そして、シャオちゃんが僕の方に倒れてきた。
驚きつつもシャオちゃんを支え、倒れてきた方向を見る。
、、、一人の男性が、一人の女の子をナイフで刺していた。
女の子がいた場所にさっきまでシャオちゃんは立っていた。
安心と恐怖となんともいえない気持ちが僕を取り込んだ。
『、っ！』
でも、すぐに状況を把握しシャオちゃんと僕と隣にいたクラレ先生とそのお手伝いさん？と
安全な場所まで少し離れた。
勿論、ブースは見えるところにだけどね。
並んでいた人の誰かが犯人を捕らえ、
並んでいた人の誰かが救急車を呼んだ。
女の子はシャオちゃんを見て安堵の表情を浮かべていた。
、、、救急車に運ばれるとき、何を思ったのかふらふらとその方に向かっていくシャオちゃん。
急いで近くに行くと小さな声で聞いていた。
sh「、、、どこの病院に行きますか？」
救急隊員「お知り合いですか？」
sh「、、、はい、そうです。」
救急隊員「そうでしたか。失礼しました。
この車両は○○病院に行きます。」
sh「、、、そうですか。、、ありがとうございます。」
救急隊員「それでは、急いでいるので、失礼します。」
『･･･帰ろうか。』
何も言わず聞いた。
sh「、、、ｺｸｯ。」
そこから、特に何も話さず僕でシャオちゃんを送った。
売り子はクラレ先生のお手伝いさんに任せることにした。
“皆、ごめんね。”
そう思いながら、帰路に付いた。
僕も一緒に行こうかな、、なんて考えて、
この日は眠ってしまった。
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