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、貴方は...... ページ19

相変わらず、


ここの空気は冷たい。




さしのべてくれる手は


冷たい空気を持っている。




何度も何度も僕に手が伸びてきた。


でもそれは、


ニセモノの、


紛い物の、


知らない手で。




僕を必要としてくれたひとは、


私を、


私を愛してくれた人達は、


いつでも暖かくて、


時に厳しくて、


甘くて、


苦しくて、


悲しくて、


楽しくて、


嬉しくて。




違った世界を教えてくれた。


改造人間として生を受けた私に。


人間として、


同じような暖かさをくれた。




幸せを教えてくれた。



だから、


きっときてくれるから。




ふと、あたたかな風が吹いた。




洞窟の奥には到底届きそうにない、




そんな、あたたかい風。


このあたたかさを知っている。




迷うこと無く、彼らに手を伸ばす。






瞬間、まばゆい光に包まれて。


"おかえり"


って聞こえた気がした。

はじめまして、おはようございます。→←。赤色さんは眠る



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作者名:冬菜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月16日 1時

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