。黄色さんは出会う ページ2
×月××日、
今年を締める冬コミがあった。
大先生と、クラレ先生、そして俺の三人(＆クラレ先生のお手伝いさん？)。
朝早くから、準備して、すでに、疲れていた･･･。
いつも俺らを見てくれる人たちが俺らの本を買っていく。
それを笑顔で渡しながら、
そのときがやってきた。
??「はぁ〜早く来て良かった！シャオロンさん、二部ください！！」
『二部ね、、、はい、二千円です。』
??「っしゃ！ありがとうございます！！」
『い〜え。はい、次の方。』
次の方「････････････。」
『･･･？あの〜･･･』
??「っつ!?、、、危ない！！！」
次の方の袖口の隙間に、包丁が見えた。
俺がそれに気付いた瞬間、
「ドンッ」
っと大先生の方に押された。
俺はそのままバランスを崩した。
････････････。
、、、さっきの嬉しそうな女の子が、
俺の立っていた場所にいた。
彼女は紅いシミを、床に作っていた。
「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァ！！！！！」」」
「「「っっ、はっ？っえ、？！？？？」」」
「「「救急車！！！救急車呼んで！！！」」」
様々な人の声が飛び交う中、
犯人は既に取り押さえられていた。
俺はずっと、、、動けなかった。
犯人は悔しそうに俺を見た。
彼女は安堵の表情で俺を見た。
ただただ、俺は見ていた。
、、、サイレンの音にやっと体を動かせた。
行き先だけを聞いて、とりあえずその場を去った。
大先生は何も言わず、俺を家まで送ってくれた。
何も言いたくなかった。考えたくなかった。
『明日、病院に行こう。』
それだけ決めて、すぐに眠ることにした。
意外とすぐに眠ることが出来た。
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