病室4 ページ4
「んゎ〜…」
ふあぁ…と欠伸をしつつ着替えているとコンコン、と窓から音がした。
「…へっ⁉」
外を見ると北園さんがヒラヒラと手を振っている。
窓越しにバッと彼の目元を隠す。
北園「あっ…！ご、御免！」
手を退けると今度は彼が自分の手で目を覆っていた。
クス、と笑みが溢れつつもなるべく早めに着替える。
コンコン、と窓を叩いては「終わったよ」と知らせる。
おずおずと顔を上げて何時もの笑みを浮かべてる彼にクスクスと笑みが溢れた。
「おはよう、今日はどうしたの？」
北園「面会時間無視して侵入？」
「私病気でもないから面会時間何て関係ないけどね…」
北園「んーん、俺が会いたかったから規則破っただけ、」
窓を開けるとヒョイ、とベッドに彼は乗ってニコ、と笑みを浮かべた。
「有難う、」
照れながらも目線を下にして礼を言うと、クシャ、と頭を撫でられた。
北園「いえいえ、…」
「ふふ、…で、今日の御用件は？」
北園「Aちゃんとデートをと思っております」
「デート…？」
北園「そー、俺が外に連れてってあげる」
「え、でも…公演は…？」
北園「未だ無いよ…調べちゃった？」
「あっ…！御免、…興味本位で、」
北園「いや、知ろうとしてくれただけで嬉しいって、」
うぐ、としているとけらりと彼は笑った。
北園「それで、どうしますかお姫様？」
「何それ…」
手を差し出す彼にクスクスと笑えば私は手を取った。
「行きます、」
北園「よし、」
ニコ、と笑う彼に笑みを返すと、彼は又窓に戻り、「10時集合ね！」と言って塀から飛び降りた。
「よ、4階だよね…！？」
下を覗き込むと、二階ずつ塀を降りて行く彼が見えて私は脱力した。
…普通に玄関から来て欲しいな…。
そう思いながら。
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紅華乃(プロフ) - 真鶴さん» そんっっっっっなに言って頂けてとっても嬉しいです！！真鶴さんも、お体に気を付けてお過ごし下さいね！ (2018年9月23日 4時) (
レス) id: be14245b10 (このIDを非表示/違反報告)
紅華乃(プロフ) - あやとりさん» 刀ミュは生き甲斐です(泣)…有難うございます！頑張りますね！！お返事遅くなりごめんなさい(T ^ T) (2018年9月23日 4時) (レス) id: be14245b10 (このIDを非表示/違反報告)
真鶴 - すっっっっっごく!!おもしろくて私大好きです！これからも楽しみにしています!!お体にお気をつけて更新頑張ってください！応援しています！！ (2018年4月4日 21時) (レス) id: 874c46c86b (このIDを非表示/違反報告)
あやとり - 刀ミュいいですよね！更新頑張ってください！楽しみにしてます (2017年11月13日 16時) (レス) id: 94d3182374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅華乃 | 作成日時：2017年11月7日 17時
