■"EP.174 ページ29
･
Aside
“もう辞めましょうよ！
っ…誰も…こんな事望んでないっスよ！”
いきなり、そんな事を言い出したタケミっち。
「あ？どけよ、タケミっち」
「っ…何で分かんねぇんだよ!!
東卍守る為に
自分の身体張ってまで場地くんを守って一虎くんが罪をおかさないようにしたAちゃんも…！
全部二人の…東卍の為だろ!?」
『ｯ!』
そう言って、上着を投げ捨てるタケミっち。
「前にマイキーくん、言ってたじゃないですか!!
場地くんの事、大好きだって。
Aちゃんもドラケンくんも三ツ谷くんも自分の宝物だって。
それを自分で壊すんですか!!」
『タケミっち…』
「確かに一虎くんがやった事はいけない事ですよ!!
でも…マイキーくんまで手を染めてしまったら、東卍のメンバーは…東卍はどうなるんですか!?」
彼の嗚咽混じりの声が響き渡った。
『タケミっちはさ…自由でかっこよくて…強いマイキーに憧れたんだよ…
東卍のメンバーの中にも…マイキーに憧れて…マイキーみたいになりたくて入った子…多いと思うよ…』
「っ…俺はこんな東卍の終わり方…嫌っスよ…」
タケミっちがそこまで言った時、私は投げ捨てられた上着のすぐ横に控えめに置かれている御守りに目がいった
その御守りには、心当たりがあった。
東卍の創設メンバーなら皆、知ってるだろう
マイキーもそれに気付いたらしく、驚いたように目を見開いてる
『…タケミっち…このお守り…どこで…』
「御守り…？
あぁ…集会の時…拾ったんすよ…」
『ｯ!』
涙を拭いながらそう言うタケミっち。
ｽﾞｽﾞｯと鼻をすする音が聞こえた。
見覚えのある青い交通安全の御守り
少しボロボロになってるけど、これは間違いなくあの時の御守りだ。
後ろを向くと、私たちから顔を逸らしながら下を向いてる圭ちゃんの姿があった。
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デンプン。(プロフ) - あさん» わわ、嬉しいコメントありがとうございます！ 他にもヒロアカや呪術廻戦も書いてるのでよろしければ見ててって下さい！ ありがとうございます！頑張りますね！ (2022年2月7日 5時) (
レス) id: a6fa002137 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 今日知って一気見しちゃいました！！とても面白いです！更新頑張ってください！ (2022年2月6日 22時) (レス) @page34 id: f76890acca (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - 華さん» お久しぶりです！ ありがとうございます！ (2022年2月6日 2時) (レス) id: a6fa002137 (このIDを非表示/違反報告)
華 - お久しぶりの更新！とっても面白いです！ (2022年2月3日 23時) (レス) @page34 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
華 - ですよね！授業中寝たときが一番ヤバいんですけどね〜 (2022年1月25日 23時) (レス) id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デンプン。
| 作成日時：2022年1月1日 0時
