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Aside
「アイムハイスクールスチューデント」
『おっさんですよね』
「…そうだな……Aちゃんに言われると、もうどうしようもなく…胸が痛むよ…」
「Aもっと言ってやれ」
『流石に可哀想で笑う』
そんなバカみたいな話をして、その後は帰宅してダラダラと過ごした
そんな次の日
私達が廊下を歩いていると、皆がどよめきながら避けて真ん中を歩かせてくれた
どうやら、昨日3人で15人倒したと広まったらしい
「こりゃ番長への階段を着々と上り始めたな！」
そう言って貴志は私の肩に腕を回して肩を組み、伊藤さんの肩を自分の肩で小突いた
「そうかな…」
すると、前方から昨日ボコボコにされたリーゼントくん達が走って向かってきた
そしてそれに怯えた貴志は、伊藤さんを盾にするように後ろへ隠れた
そして私もその後ろへ隠れた
「おまえ…」
「「チッス！！」」
私達に皆一斉にお辞儀をしてくれた
その光景に貴志は調子に乗って変顔をしながら前に出た
いや顎。顎出とるんよ、首を回しても白目だしキモいし顎出てるんよ。
城○内かお前は(
「おう…」
「分かりやすいな」
「これがツッパリの掟よ…」
『いやてかホントに顎どうにかしろ？そしたらそのキモい顔もどうにかなるかも…』
「キモくねえし！！！」
oh...声でっか
そしてまあその後は何事もなく過ごして一日は終わった…と言いたいところだけど
お昼を貴志と一緒に食べて片付けていると、大きな声で名前を呼ばれた
「三橋さ〜ん！！黒鐘さ〜ん！！！」
『あれ、君昨日のリーゼントくん…?』
「はい！！！佐川っていいます！！！
黒鐘さん…！！覚えててくれたんすね…！！俺もう死.んでもいいっす…！」
『いやいや、やめてくれ、死因が私とか私が困る
てかなんでさん付け？』
「お前も同じ2年だろ？さん付けとかすんなよ」
「自分より喧嘩強え人はさん付けっす」
「ふ〜ん」
「それに黒鐘さんめっちゃ美人じゃないっすか」
『それ関係ねぇだろ』
「あっ、あの…外で何人か、女が待ってます」
「女？Aと俺を？誰？」
「知らないっすけど、成蘭女子の女っす
なんか俺今学校来たんすけど、校門の前で“三橋さんと黒鐘さん居る？”って」
「かわいい？」
「ブスです」
「おい伊藤く〜ん！」
『え、ガチで最低だ佐川も貴志も』
ブスって女の子に言うなよ、こいつら捻り潰したい
「ん？」
「お前に会いてぇって女が待ってるってよ」
嘘つけこのバカ貴志
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作者名：冬眠。 | 作成日時：2023年2月9日 20時
