麦わらの一味に溺愛されるなんて聞いてない…‼【Ⅰ】 (ページ42)

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#39　胃袋ページ42

ナミside

私のAがあの変な奴らに取られた感じがしてちょっと癪だけど

そう思いながら私は大きな扉を開けて、物を探した(漁った)

『ここにもないよね…』

困った、と部屋を見渡すと、樽の後ろにレバーのようなものを見つけた

私はその樽をどかすと、小さいけど金庫を見つけた

『いよっ…あっ！』

私はそのまま金庫を開ける

『ん？』

すると、中には箱と古びた紙が入っていた

私が探していたのはこれだ

『あった！グランドラインの海図！やっぱり持ってたのね？』

私はクルクルと巻かれている用紙を広げると、赤い鼻の髑髏のマークと、

「海図はもらったバギー」と大きく書かれていた

『あっ、海図じゃない！このマークは…

バギー船長、不死身のバギーと呼ばれている男』

私はその用紙を握りしめ、窓の外を見た

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Aside

私の記憶が途切れてから、目を覚ました場所はルフィの背中だった

何やらルフィに聞いてみると、町のリカちゃんの家に向かっているそうで

『おんぶしてくれてありがとう、もう起きたし降ろしていいよ』と言ったけれど、

ルフィは「俺がこうしてたいからしてんだ‼」とのこと

そのままリカちゃんの家の飲食店に行き、ルフィとゾロの間に座って

食べ物をご馳走して貰っていた

因みに私はりかちゃん特製おにぎり(塩味)を一つと、フルーツを大皿一枚分、

そしてお菓子をトートバッグ一個分詰めてくれたのを頂いた

多分3週間くらいでなくなる

「ハア〜食った〜！

流石に3週間も食わねえと極限だった〜」

ゾロがお腹を擦りながら満面の笑みで言うと、リカちゃん達は笑った

そんなゾロに、食べ物を食べながらルフィが言う

「え、もうおしまいか？お前」

「おめえはなんで俺より食が進んでんだよ」

「だってうまいんだもん

なあA、コビー」

『うん、めちゃくちゃに美味しかったけど、ルフィはほんと良く食べるよね

胃袋アホなんじゃない』

「アホってレベルじゃねえぞ…」

「ああ、すみません、僕までご馳走に…」

『私もルフィも助かりました。ありがとうございます。

お菓子もこんなに頂いて…本当に…』

「お前もお前でそんなにお菓子好きなのかよ…」

よよよ、と泣きながらリカちゃんのお母さんにお礼を言う

「いいんです、町が救われたんですもの」

「やっぱりお兄ちゃんすごかったのね‼」

リカちゃんは笑っていった