#36 斧手のモーガン ページ39
Aside
「やはり悪魔の実の能力者」
「大佐！我々の手には負えません！」
「無茶苦茶だあんな奴ら！」
「ゾロだけでも戦えないのに」
無茶苦茶に強いルフィとゾロに、戦えないと海兵はモーガン大佐に告げる
すると、モーガン大佐は更に無茶苦茶なことをいい出した
「大佐命令だ
今弱音を吐いたやつは自分の頭を撃て！この俺の部下に弱卒はいらん！」
「うぐぐぐ…」
やるしかない、と焦る海軍達に私達は驚く
「どうかしてるぜ、この軍隊は」
『頭は撃ちたくないもん、アイツ(大佐)が悪いよ』
「ルフィさん！」
私達の横を走って行ったルフィに、コビーが言う
「こんな海軍、潰しちゃえ！」
「うわっ！」
海軍になりたかったはずなのに、コビーは面白いことを言う
だけど、それは心からの叫びだった
その声を聞いて、ルフィは海軍の間を潜り抜けて大佐の斧の腕を思い切り殴った
「おりゃあ〜！」
「ぐおお〜！」
ルフィが殴ったのを見て、ゾロは口に加えていた刀を手に取った
そしてそれと同時に、モーガン大佐は上に着ていたコートを後ろに向かって投げた
「身分の低い称号もねえ奴らはこの俺に逆らう権利すらない！
俺は海軍大佐、斧手のモーガンだ！」
「俺はルフィ、よろしく」
怒るモーガン大佐に呑気に自己紹介をするルフィ
するとモーガン大佐は叫びながら斧手を振り回し、地面に斧が刺さる
ルフィは軽々と避けていたが、斧手の衝撃で地面には大きな亀裂が入った
そして、なぜか戦ってもいないコビーが一番怖がっている
「ひい〜！」
「おらあ〜！」
「うお〜‼」
ルフィは空中で両足を合わせて、モーガン大佐に勢いよく蹴りを入れた
それを食らったモーガン大佐は後ろに後転をし、受け身を取って地面に膝をついた
その直後に、ルフィは地面に着地する
それを見た海兵達は、驚いた様子で声を上げた
「た…大佐！」
すると、モーガン大佐は起き上がりながら言った
「小僧〜…」
「でやっ！」
「ぬうっ死ね〜‼」
攻撃をしようとモーガン大佐の元へ行ったルフィに斧手を振り下ろしながら言った
だが、ルフィは斧手をクルクルと空中で避け
モーガン大佐に蹴りをしながら返した
「やーだよ！」
「うがあ〜！」
その光景に海兵たちは唖然としていた
「モーガン大佐が…」
「一方的に…」
ルフィは吹っ飛んだモーガン大佐の胸ぐらを掴み、殴っていった
「なにが海軍だ！コビーの夢をぶち壊しやがって！」
「ぐはっ」
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作者名：冬眠。 | 作成日時：2022年12月15日 15時
