#31 盾 ページ34
No side
天井の通気口から出てきたのはAの親友、ナミ
Aと一度出会ったようだが、話しかけるなオーラを出してそのまま別れた人物だ
周りを警戒しながらも扉のドアノブを弄り始めると、タイミング悪く海兵が来た
「追え！追え！」
「早くしろ！」
「逃がすな！」
とっさにドアの前に立ってバレませんようにと願った結果
(誰かに)願いが伝わったのか海兵たちにはバレずに済んだ
「邪魔が入ったわね」
ナミは廊下を走っていった
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Aside
「わあー‼」
ルフィに胸ぐらを掴まれ引きずられているへるめっとの叫び声が廊下に響き渡る中、
私達は走っていた
「ゾロの刀は何処だ！」
『観念しなよ』
「言う！言うから…おお…言うから引きずるのやめてくれ」
へるめっとが言うと言ったので、ルフィと私は急ブレーキを掛けて止まった
「よし、言え」
「僕ちんの部屋にあります、さっき通り過ぎた…」
『早く言ってよ、私達が疲れるじゃん』
「俺もAも戻んなきゃなんねえだろ?」
そう言って私達が振り返ると、海兵達が三人こちらに銃口を向けて立っていた
「動くな！」
「ヘルメッポ様を離せ！」
その指示を聞いて私はルフィに耳打ちをする
『ルフィ、こいつ盾にしよう』
「おお、A頭いいなー！よし、撃てるもんなら撃ってみろ！」
「うわー！ダメ、やめろ！」
私はルフィの後ろにちゃっかり回ってルフィを盾にし、
そのルフィに肩を捕まれ盾にされたへるめっとが叫ぶ
そんなに叫んでたら喉痛くなりそう(誰のせい)
そして、ルフィはへるめっとを盾にしたまま海兵たちに突っ込んで走った
「それ！」
「うわ〜！」
『へるめっとうるさい』
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No side
「逃げてください、ゾロさん」
コビーはゾロの縄を解きながら言った
「そんな事すりゃ、お前殺.されるぞ！」
「僕はもう、こんな海軍見てられない
僕は正しい海兵になりたいんです！」
「やめろ！俺は逃げるわけにはいかねえんだ、あと10日は」
ゾロが話すのを遮って、コビーが真実を話す
「あなたは明日、処刑されるんですよ」
「なにっ」
「ヘルメッポは、初めからあなたとの約束を守る気なんてなかったんだ」
コビーは震えた声で話し続けた
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作者名：冬眠。 | 作成日時：2022年12月15日 15時
