#17 浄化 ページ18
No side
「うっほ〜、いい天気だなあ」
「このまま進めば、もうすぐ海軍基地の島が見えてきますよ」
快晴の空の下、小船の上で伸びをするルフィにコビーが言った
「へえ〜、コビーお前すごいな‼ちゃんと目的地に着くのか」
「当たり前です、海に出る者の最低限の能力です」
「ハハハハハ」
「笑ってる場合じゃありませんよ、ルフィさん」
船首の上に座って笑うルフィに、コビーは呆れたように言った
「其処に捕まってるんですあの有名な海賊狩り…ロロノア・ゾロが」
コビーは怯えたように言う
「血に飢えた獣のように賞金首を襲い、切り刻んできた男
人間の姿をした魔獣だと人は言います」
島について、船を降りたルフィ達
「ああ…着いた〜！海軍基地の町！」
町からは喧騒が聞こえてきている
船から降りて、あたりを見渡すルフィは
「えっ⁉⁉」
コビーの腕を引いて走り出した
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Aside
船に侵入することが成功して、無事についた海軍基地の町・シェルズタウン
私の乗った船は、エンジンが搭載されていて早かったので
すぐに街に着くことが出来た
買い物とかをする前に海賊を片付けようと考え、強くもない海賊を半殺しにした
「ﾋｯ…助けてくれ、何だってする…‼‼」
『…何だってする?じゃあ、私の前から消えて、この島に行って。』
私はあの人のいる島の地図を渡して、喉元に爪を当てた
「ﾋｭｯ…」
『途中で逃げようなんて考えたら、見つけ出して殺.すから。』ﾆｺｯ
ニコっと笑って言うと、船を出せ‼‼この島に行くんだ‼‼と
走っていった
対して強くもなかった
そんな事を考えながら、私は甘いものを買いにキャンディー屋さんに立ち寄った
いや、立ち寄ろうとした
すると、後ろから聞き馴染みのある声が聞こえた
「お〜い‼A〜‼‼‼」
『ｹﾞｯ…ルフィ…』
「Aさん！」
さっきぶりですね！なんて言うコビーに、愛想笑いを返しながらAは
期間はあるけど、手を組むのはどうしようなんて考えていた
「な‼俺の仲間になってくれよ〜‼‼」
『仲間にはなれないってば』
「じゃあ手をつなごう‼」
『…手を組むじゃなくて?』
「それだ‼手を組もう‼」
『……時間の許す限り、手は組んであげる』
「ホントか‼‼やった〜‼‼」
私はルフィといると、腐った心が浄化されていくような心地よさを感じる
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作者名：冬眠。 | 作成日時：2022年12月15日 15時
